清水大成(しみず たいせい)選手は300ヤードを飛ばす実力派の若手プロゴルファーです。
そんな清水選手を支えたお父様やご家族はどんな人なのでしょうか?
また、幼少期はサッカー少年だったという清水選手が、どのようにしてプロゴルファーとしての道を歩むことになったのか? 出身校や経歴、指導を受けたコーチの話も交えながらご紹介します。
清水大成の実家の家族|父はシングルゴルファー
清水大成(しみず たいせい)選手の実家は福岡県春日市にあり、ご家族は4人です。
- 父親 シングルゴルファー
- 母親
- 長男
- 次男 大成選手:本人
お父様はゴルフが大好きで、シングルハンデを持つ腕前の持ち主です。清水選手がクラブを握ったきっかけも、まさにお父様の影響だったそうです。
一方で、お父様のお仕事については公表されておらず、詳しいことはわかっていません。
また、お母様やお兄さんに関しても情報はあまり多くなく、メディアに登場する機会もほとんどないようです。
「大成」という名前には、「大きく成長してほしい」というご両親の願いが込められているそうです。その願いの通り、清水選手は一歩一歩着実に成長し、今ではプロゴルファーとして輝きを放っています。
清水大成の学歴|ジュニアゴルファーからプロ転向までの歩み
アマチュア時代の清水選手
出典:ゴルフダイジェスト
清水大成選手は幼いころからスポーツが大好きな少年でした。
サッカー少年だった清水選手のポジションはFW。憧れの選手は ネイマール、メッシ、ロナウド。今でもサッカーは「観るのもプレーするのも好き」と語っています。
さらに、サッカーだけでなく 水泳も習っていた そうです。幼い頃から運動して育ったことがわかりますね。そんな清水選手は、どのようにしてプロゴルファーへの道を歩んだのでしょうか。
小学生時代|ゴルフの出会いは9歳|ジュニア大会で優勝
清水大成選手がゴルフを始めたのは 9歳 のとき。お父様に連れられて練習場へ行ったことがきっかけでした。
運動神経が良かった清水選手は、すぐにゴルフの魅力にハマり、ジュニア時代から数々の大会で好成績を収めるようになります。幼い頃から頭角を現していたことがわかります。
🏌️♀️小学生時代の主な成績🏌️♀️
| 年度 | 大会名 | 順位 |
|---|---|---|
| 2010 | 石川遼カップジュニアゴルフ九州地区大会 | 🏆優勝🏆 |
| 2010 | 九州小学生ゴルフ大会 | 🥈2位🥈 |
| 2010 | 小学生ゴルフトーナメント九州大会 | 🏆優勝🏆 |
出身中学|東福岡自彊館中学校|帰宅部でゴルフに打ち込む
小学校を卒業すると、清水選手は「東福岡自彊館(じきょうかん)中学校」に進学しました。中高一貫の私立校で、スポーツの強豪校としても知られ、卒業生にはスポーツ選手や芸能人を多数輩出しています。
しかし、ラグビーや野球など、全国レベルの部活動は多数ありますが、ゴルフ部はありません。そのため清水選手は部活動には所属せず「帰宅部」として、放課後にゴルフの練習に打ち込んでいました。
「短い時間で効率的に質の高いトレーニングをする」
清水選手は1日100〜150球の打ち込みを続けていたそうです。ジュニアの中には1,000球以上を日課にしている選手もいるなか比較的少なめですが、その分内容を濃くすることを意識していたとのこと。
中学生の頃から「効率的な練習」を重視していたのは、清水選手の強みの一つですね。
🏌️♀️中学時代の主な成績🏌️♀️
| 年度 | 大会名 | 順位 |
|---|---|---|
| 2011 | 九州中学校ゴルフ選手権春季大会 | 🥉3位🥉 |
出身高校|東福岡高等学校|ローアマを獲得
中学を卒業すると、清水選手は中高一貫の「東福岡高等学校」にそのまま進学しました。
ゴルフ部がないにもかかわらず、中学に引き続きこの高校を選んだ理由は「チームに所属すると気が緩むため、個人で集中して練習したかったから」だそうです。
この選択からも、清水選手の独立心やストイックな姿勢が伝わってきますね。
清水大成選手は野球やラグビーなどのチームに交ざって、個人名の垂れ幕で校舎を飾り、素晴らしい実績を残しました。
🏌️♀️高校時代の主な成績🏌️♀️
| 年度 | 大会名 | 順位 | |
|---|---|---|---|
| 2014 | 九州ジュニアゴルフ選手権 | 🥈2位🥈 | |
| 2015 | 九州オープンゴルフ選手権 | 🥈2位🥈 | 🏆ローアマ🏆 |
| 2016 | 九州ジュニアゴルフ選手権 | 🏆優勝🏆 |
高校生ながら、プロが出場する「九州オープンゴルフ選手権」に参加し、アマチュア選手の中で最高成績となるローアマ(アマチュア最高位)を獲得。
すでにトップレベルの実力を持っていたことがわかります。

出身大学|日本大学|ゴルフ部の主将を務める
高校を卒業すると、数々のプロゴルファーを輩出してきた「日本大学」に進学します。
寮では清水選手のほか、「桂川有人(かつらがわゆうと)選手」と「木村太一(きむら たいち)選手」の特待生3人で同じ部屋になったそうです。
大学時代の清水大成選手と桂川有人選手
出典:ゴルフダイジェスト
清水大成選手は日大ゴルフ部の「主将」を務めました。
しかも、そのポジションは“立候補制”。誰かに推薦されたのではなく、自ら手を挙げてリーダーの道を選んだのです。その背景には、「チームを引っ張ることで、自分自身も成長したい」という強い想いがあったのだとか。
この経験はゴルフだけでなく、人としての器を広げる大きな転機となったそうです。
さらに、大学時代には「強くなるためにはまず体づくり」とトレーニングにも本格的に取り組み、なんと体重を5kgアップ。見た目もパワーも一回り大きくなり、いまや「トレーニングは趣味」と言い切るほどに。
そんな努力を重ねた清水選手について、和田監督や小野コーチは「トップクラスの飛距離と繊細な小技を併せ持つ、華のある選手」と高く評価しています。
🏌️♀️大学時代の主な成績🏌️♀️
| 年度 | 大会名 | 順位 | |
|---|---|---|---|
| 2017 | ブリヂストンオープンゴルフトーナメント | 10位 | 🏆ローアマ🏆 |
| 2017 | 日本学生ゴルフ選手権競技 | 🏆優勝🏆 | |
| 2018 | ブリヂストンオープン | 15位 | 🏆ローアマ🏆 |
| 2019 | ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山 | 7位 | 🏆ローアマ🏆 |

大学4年|プロ転向
清水選手は大学4年生となった2020年11月にプロテストに挑戦し一発合格。プロゴルファーとしてのキャリアをスタートしました。
将来的には「海外メジャー制覇を目指す」と語り、英語の勉強にも励んでいるそうです。
清水大成のコーチ
清水大成(しみずたいせい)選手を支えるコーチをご紹介します。
篠塚武久|桜美式ゴルフ理論テンフィンガー
清水選手は11歳の頃から、篠塚武久(しのづか たけひさ)コーチに師事しています。
- 1945年5月27日生まれ(福岡県出身)
- 福岡大学卒業
- 日本オープンに4回出場した元トップアマチュア
- 福岡市の「桜美(おうみ)ゴルフハウス」を主宰
篠塚コーチが提唱する「桜美式ゴルフ理論」は、怪我をしにくいシンプルなスイングを特徴としています。
桜美式ではテンフィンガー(ベースボールグリップ)でクラブを握ります。シンプルでやさしく上達出来、体と指に負担がかからないためケガや故障もしないスィングなのだそうです。
清水選手もこの理論のもと、ジュニア時代から飛距離を伸ばし、300ヤードを超えるドライバーショットを武器とする選手へと成長しました。
内藤雄士|カリスマプロコーチ
出典:ALBANet
2022年のオフシーズンからは、内藤雄士(ないとう ゆうじ)コーチとも契約。
- 1969年9月18日生まれ
- 日本大学明誠高等学校出身
- 日本大学ゴルフ部でプレー後、アメリカにゴルフ留学
- 株式会社ハイランドセンター代表取締役、東京ゴルフ專門学校理事長
内藤コーチは、最新のゴルフ理論を取り入れた指導で知られており、清水選手のさらなる成長が期待されています。
清水大成は何回優勝している?
清水大成(しみず たいせい)選手は、プロ転向後に国内レギュラーツアーで通算1勝を挙げています。
| 年度 | 大会名 | 順位 | 獲得賞金 |
|---|---|---|---|
| 2025 | 日本プロゴルフ選手権 \メジャー初制覇/ | 🏆優勝🏆 | ¥30,000,000 |
| 2024 | 関西オープン | 3位 | ¥5,440,000 |
| 2023 | 横浜ミナトChampionship~Fujiki Centennial~ | 3位 | ¥6,800,000 |
| 2022 | Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント | 3位 | ¥6,800,000 |
ここ数年はたびたび優勝争いに加わりながらも、あと一歩届かない試合が続いていました。
安定した成績を積み重ねながらも、なかなか勝利には届かない。そんなもどかしい日々を乗り越え、「日本プロゴルフ選手権」で悲願の初優勝。
しかもこの勝利は、キャリア初の メジャー制覇 という大きな勲章となりました。
こちらは日本ゴルフツアー機構のインスタグラムからお借りした投稿です。
「生源寺龍憲(しょうげんじ たつのり)選手」とのプレーオフ、祝福のウォーターシャワー、優勝スピーチの様子をご覧いただけます(動画は1分30秒ほど)。
「今シーズンこそは」と期待していたファンにとっても、感無量の瞬間だったのではないでしょうか。
長く待ち望んだ勝利の笑顔には、積み重ねてきた努力と苦悩、そして強い信念がにじんでいました。ゴルフ界に新たな風を吹き込む存在として、今後ますますの活躍に期待が高まります。

清水大成のwiki風プロフィール
清水大成(しみず たいせい)選手のプロフィールです。
| 氏名 | 清水大成(Taisei Shimizu) |
| 生年月日 | 1999年01月17日 |
| 身長 | 175cm |
| ゴルフ歴 | 9歳~(父親の勧め) |
| プロ転向 | 2020年 |
| 目標とする人 | 篠塚武久氏(師匠)、タイガーウッズ、石川遼、松山英樹 |
清水大成選手が座右の銘にしているのは「人事を尽くして天命を待つ」という言葉。
どれだけ努力しても、すぐに結果が出るとは限らない。でも、できる限りのことを全力でやりきったうえで、あとは天に委ねる。
その姿勢には、清水選手の真摯な努力と覚悟が込められています。
スポーツの世界に限らず、人生でもうまくいかないことや、報われない瞬間はあるもの。だけど、自分がやるべきことをちゃんとやってきたと思えるなら、きっとどんな結果でも受け入れられる。
だからこそこの言葉は、夢を追いかける人、努力の途中にいる人、そして何かに立ち向かっているすべての人の背中をそっと押してくれるのかもしれません。
清水大成の実家の家族・経歴まとめ
この記事では 清水大成(しみず たいせい)選手 について
- 幼少期はサッカー少年だった。現在でも観るのもプレーするのも好き。
- ゴルフ好きの父親の影響でゴルフをはじめた
- 日本大学・ゴルフ部では「主将」を務める
- 大学4年生でプロテストに一発合格
- 篠塚武久(しのづか たけひさ)コーチのもと、ベースボールグリップで300ヤードをオーバーする飛ばし屋さん
- 現在は内藤雄士(ないとう ゆうじ)コーチと契約中、今後が期待される選手
- 国内レギュラーツアー通算1勝。
という内容をお届けしました。
清水大成選手ってどんな人?プライベートの素顔はこちらでお伝えしています👇








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