サッカーの元日本代表選手の中には、実はゴルフが得意な人が多いんです。彼らのゴルフをはじめたきっかけや、ベストスコアなどを調査してみました。
中田英寿|ベストスコア非公開
日本人選手として初めてセリエAで活躍した「中田英寿(なかた ひでとし)さん」。
2006年ワールドカップを最後に現役を引退した後も、そのスタイリッシュな生き方で注目を集めています。
そんな中田さんがゴルフに本格的に取り組み始めたのは、2014年11月。ゴルフウェアブランド「デサントゴルフ」のアンバサダーに就任したことがきっかけでした。最初は「つまらない」と感じていたそうですが、思い通りにボールが飛ぶようになると一気にその魅力に引き込まれたのだとか。
プロゴルファーの「片山 晋呉(かたやま しんご)さん」と3ホールのマッチプレーで対決し、引き分けに持ち込んだエピソードも有名です。また、解説を務めていたプロゴルファーの「丸山 茂樹(まるやま しげき)さん」は「たった1年半の練習でここまでのレベルに到達するのは驚き」とコメント。
ベストスコアは公表されていませんが、相当な腕前であることは間違いありません。
またSNSでは、元代表仲間の「前園真聖(まえぞの まさきよ)さん」と一緒にラウンドした様子が話題に。サッカー界のレジェンドが見せる新しい一面として、多くのファンの共感を呼んでいます。
内田篤人|ベストスコア100前後
出典:DAZN
鹿島アントラーズやドイツ・ブンデスリーガのシャルケ04で活躍した「内田篤人(うちだ あつと)さん」。
右サイドバックとして献身的な守備と正確なクロスで知られ、日本代表でも2010年南アフリカW杯、2014年ブラジルW杯に出場するなど、長く第一線でプレーしてきました。
そんな内田さんがゴルフを始めたのは、海外挑戦前、鹿島アントラーズ時代の20歳頃。先輩の小笠原満男さんに誘われて、いきなりコースデビューしたのがきっかけです。練習なしの初ラウンドながらスコアは「109」!さすがトップアスリートならではの運動神経を感じさせますね。
ドイツ移籍後はゴルフから離れていましたが、引退後に再びクラブを握るようになり、現在のベストスコアは「100」ほど。本人は「伸びしろしかないです」と語っていて、今後の成長にも期待が持てます。
引退後はサッカー解説やテレビ出演のほか、鹿島アントラーズのクラブアドバイザーとして後進の育成にも携わり、指導者としての道も歩み始めています。ピッチの外でも内田さんの新しい挑戦は続いているのです。
前園真聖|ベストスコア88
出典:デイリースポーツ
日本が強豪ブラジルを破った「マイアミの奇跡」の立役者としても知られている「前園真聖(まえぞの まさきよ)さん」。ポジションは攻撃的MFで、1996年アトランタ五輪ではキャプテンを務めました。
現役引退後はスポーツジャーナリストとしてテレビや解説で活躍する一方で、新たにゴルフにも熱中。ベストスコアは「88」という腕前を持っています。
2023年には、イタリア発のスポーツブランド「THE WARP BY ENNERRE(ザ ワープ バイ エネーレ)」のゴルフウェア・アンバサダーに就任。「あのマラドーナをはじめ、世界のトッププレイヤーたちが愛用したブランドのゴルフラインを着られるのは、とても嬉しい」とコメントし、注目を集めました。
また自身のインスタグラムでもラウンドの様子やゴルフ関連の投稿を発信しており、サッカーファンだけでなくゴルフファンからも注目されています。
三浦淳寛|ベストスコア71
出典:スポニチ
三浦淳寛さんと長女の由良さん
変幻自在のフリーキックで数々のゴールを生み出し、「芸術的な右足」と称された「三浦淳寛(みうら あつひろ)さん」。華麗なプレーで多くのサッカーファンを魅了しました。
そんな三浦さんがゴルフに本格的にのめり込んだのは、25歳のときに参加したコンペがきっかけ。当時は打ちっぱなしに時々通う程度で、スコアも安定せず……。しかし、負けず嫌いの性格に火がつきました。現役時代のオフには、なんと前夜にゴルフ番組を観て「行こう」と決意し、翌朝には成田空港からハワイへ飛び立つという行動力も!
ハワイでは10日間にわたり毎日2ラウンドをこなす徹底ぶり。すると2日目にはスコア100を切り、最終日には88〜89を記録。驚異の集中力と吸収力は、さすがプロアスリートです。
現在のベストスコアは「71」。安定して70台を出せる腕前で、「次は60台を出したい」と語る三浦さん。ご本人いわく「もはや趣味の域を超えてます(笑)」とのこと。サッカーで見せた真剣さを、そのままゴルフに注いでいる姿が伝わってきますね。
また、三浦さんには娘さんの「三浦由良(みうら ゆら)さん」がいます。プロゴルファーを目指す夢を持ち、すでにジュニアゴルファーとして活躍中。2025年には『ABEMAスポーツタイム』に出演するなど、メディアでも注目されています。親子での密着取材も行われており、今後の成長がますます楽しみです。
大久保嘉人|ベストスコア83
出典:スポニチ
左から中川大志さん、大久保嘉人さん、反町隆史さん。
Jリーグ歴代最多得点記録を誇る「大久保 嘉人(おおくぼ よしと)さん」。
鋭いシュートと勝負強さでファンを魅了してきましたが、現役引退後は「ゴルフ」に新たな情熱を向けました。
2021年の引退会見では、今後の目標を問われて「ゴルフを極めたい! まずは90を切ります!」と宣言。サッカー界で数々の偉業を成し遂げてきた大久保さんらしい力強い言葉でした。
ところが当初は、「止まったボールをなぜ打てないんだ?」と苦戦。それでもテレビ番組の企画でプロゴルファー宮本勝昌さんのレッスンを受け、本格的に取り組みます。
するとわずか5カ月で100切りを達成し、1年後には平均スコア90前後をマーク。さらに「太平洋八千代コース」でベストスコア「83」を達成。さすがプロアスリート、持ち前の運動神経と集中力が光っていますね。
ゴルフ沼にはまった大久保さんは「1打ごとの緊張感はPKに近い。ボールにスピンをかける感覚もサッカーと似ている」と、サッカー選手らしいコメントを残しています。
また、「誘われたゴルフは断らない」という大久保さんは、インスタグラムにスポーツ界や芸能界の仲間とのラウンド風景を投稿し、多くのファンの注目を集めています。
「反町隆史さん」のゴルフの腕前についてはこちらの記事でお伝えしています👇
松井大輔|ベストスコア85
出典:DAZN
国内外のクラブで活躍し、長年にわたりサッカーファンを魅了してきた「松井大輔(まつい だいすけ)さん」。
華麗なテクニックと独特のリズムを活かしたドリブルで、日本代表として2010年南アフリカW杯にも出場した名選手です。
そんな松井さんがゴルフを始めたのは2021年。ベトナムのクラブに在籍していた頃、現地で知り合った日本人に誘われたのがきっかけでした。
引退後にはすぐに100切りを達成し、さらにわずか半年でベストスコア「86」を記録。その後も腕を磨き、現在のベストスコアは「85」とのことです。しかも独学でここまで上達したといいますから、やはりプロアスリートの適応力と努力は別格ですね。
ラウンドにはサッカー仲間と一緒に行くことが多く、ほとんどの選手と一緒にプレーした経験があるとのこと。インスタグラムにも仲間と楽しそうにゴルフをしている様子が投稿され、ファンの間でも話題を集めています。
他のゴルフ好きサッカー選手は?
ここまで紹介した選手以外にも、サッカー選手にはゴルフ愛好家がたくさんいます。
- 澤登正朗:ベストスコア「69」。テレビ番組『ゴルフ侍』にも登場。
- 城彰二:ベストスコア「68」
- 槙野智章:ベストスコア「71」
- 鈴木啓太:ベストスコア「72」。男子プロゴルフツアーのQT(予選会)にも出場。
- 磯貝洋光:ベストスコア「70」。男子プロゴルフツアーのQT(予選会)にも出場。
- 中田浩二:ベストスコア「87」
- 北澤豪:ベストスコア「78」
- 本田圭佑:ゴルフウェアブランド『マンシングウェア』のアンバサダーとなったことが話題となりました。
- 小野伸二:プロアマ戦で2位(11アンダー)に表彰されたことが話題となりました。
- 増嶋達也:妻の潮田玲子さん(元バトミントン選手)と夫婦でラウンドする様子が話題となっています。
- 小林久晃:ゴルフウェアのアパレルブランド「FIDES GOLF」を立ち上げています。
今後、彼らについても追記していく予定です。
ゴルフ好きサッカー選手(元日本代表)まとめ
この記事ではゴルフ好きサッカー選手についてお届けしました。
- 中田 英寿(なかた ひでとし)さん:ベストスコア「非公開」
- 内田 篤人(うちだ あつと)さん:ベストスコア「100」前後
- 前園 真聖(まえぞの まさきよ)さん:ベストスコア「88」
- 三浦 淳寛(みうら あつひろ)さん:ベストスコア「71」
- 大久保 嘉人(おおくぼ よしと)さん:ベストスコア「83」
- 松井大輔(まつい だいすけ)さん:ベストスコア「85」
サッカーで数々の感動を与えてきた彼らが、ゴルフではまた違った魅力を見せてくれます。そんな一面を知るのも、ファンにとっての楽しみのひとつですね。
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