アメリカ・サンディエゴ出身のプロゴルファー、ザンダー・シャウフェレ。
母方の祖父母や親戚が日本に住んでおり、日本文化を愛する親日家としても知られています。
そんな彼の実家のご家族やプロゴルファーとしての軌跡、そして驚きの獲得賞金まで、詳しくご紹介します。
ザンダー・シャウフェレの実家の家族はどんな人?
ザンダー・シャウフェレ選手は、フランス系ドイツ人の父と台湾出身の母(台湾生まれで日本育ち)のもと、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴで生まれました。
左からお父様、お兄さん、ザンダー、お母様です。
出典:兄NicoさんのInstagram
ザンダーは国際色豊かな家庭で育ったため、幼少期にはフランス語・ドイツ語・日本語・中国語・英語を混ぜて使っていたそうです。幼児期は言語を学ぶのに最適な時期といわれますが、5か国語を認識していたとは驚きですね。
しかし、多言語環境で育ったことで、学校の先生がザンダー少年の話す言葉を理解できなかったというエピソードも。「お宅のお子さんの言葉が聞き取れない」と言われたことがあったそうです。
5つの言語が混ざっていたら、確かに戸惑ってしまいそうですね。
母親は台湾出身で日本育ち
ザンダー・シャウフェレのお母様は「ピンイーさん」といいます。
ピンイーさんは台湾で生まれましたが、2歳から東京で育ったため、日本語はペラペラです。
母方の祖父母
出典:PGA TOUR公式Instagram
母・ピンイーさんのご両親、つまり、母方のおじいさまとおばあさまは、東京都渋谷区にお住まいです。
- 祖父:大学教授
- 祖母:旅行代理店を経営
どちらも素晴らしいご経歴ですね。
おじいさまは30代の頃、台湾から国費留学生として来日し、東京教育大学(現在の筑波大学)に進学。その後、同じく台湾ご出身のおばあさまと結婚し、日本での生活をスタートされたそうです。
また、日本には叔父さんや叔母さん、いとこたちも暮らしていて、ザンダーにとって日本はまさに「第二の故郷」。試合やお仕事だけでなく、家族に会うためにプライベートでも日本を訪れることがあるそうですよ。
和食も大好き
ザンダー・シャウフェレの日本滞在中の楽しみは食事と町の散策なのだとか。
特に、焼肉・天ぷら・寿司・ラーメンなどの定番和食はもちろん、納豆・生卵・うなぎ・たこ焼きも大好きとのこと。
納豆や生卵は、海外の人が苦手な和食の代表格ですが、ザンダーはまったく抵抗がないようです。
アメリカのトーナメント中でも納豆を食べるというほど、日本食が日常に溶け込んでいるのですね。
もしかすると、お母様が幼少期から家庭の食卓で出していたのかもしれませんね。
父親は元アスリート
ザンダー・シャウフェレのお父様は「ステファン・シャウフェレさん」といいます。
ステファンさんは、かつて陸上の10種競技で活躍していたアスリート。ドイツ代表としてオリンピック出場を目指し、日々トレーニングに励んでいたそうです。
さらに、なんとご兄弟もドイツでプロサッカー選手としてプレーしていたというから驚きです。まさにスポーツ一家。ザンダーの運動神経は、そんなご家族の影響をしっかり受け継いでいるのかもしれませんね。
しかし、ステファンさんは事故に巻き込まれて片目の視力を失い、アスリートとしての道を断念。
オリンピックを目指していた若きステファンさんにとって、悔しさや喪失感は計り知れないものだったでしょう。
事故から転身、ゴルフの道へ
アスリートの夢を絶たれたステファンさんですが、その後、アメリカ・サンディエゴへ渡り、ゴルフのティーチングプロへ転身。そこで、留学していたピンイーさん(現在の奥様)と出会い、結婚しました。
人生は何が起こるかわかりません。もし、ステファンさんが事故に遭わなければ、ピンイーさんと出会うこともなく、ザンダー・シャウフェレが誕生することもなかったかもしれません。まさに「人間万事塞翁が馬」ですね。
現在は“パパコーチ”に
ステファンさんは、息子のザンダーにとってゴルフの先生であり、メンタルコーチでもある存在。
12歳から父親の指導を受けたザンダーは世界レベルの技術をあっという間に習得しました。
小柄な体格ながらもダイナミックなスイングを武器にし、そのプレースタイルは「ローリー・マキロイを彷彿とさせる」と評されるほどに成長。今の彼の強さは、父・ステファンさんの指導と支えがあったからこそかもしれませんね。
兄もゴルフ経験者
ザンダー・シャウフェレには「ニコ(Nico)さん」というお兄さんがひとりいます。
ニコさんはドイツのシュツットガルトで生まれました。
兄のニコさんも幼少期に、父・ステファンさんの指導のもとでゴルフを習っていましたが、弟のザンダーの上達があまりにも早かったため、自分は敵わないと感じてゴルフをやめてしまったそうです。
もしニコさんがゴルフを続けていたら、兄弟でプロの世界に立っていた可能性もあったかもしれませんね。
現在は弟を支える存在に
ゴルフプレーヤーの道は選ばなかったニコさんですが、現在は弟・ザンダーの仕事をサポートする重要な役割を担っています。
トーナメントに帯同し、食事の管理を担当することも。ザンダーがアメリカの試合でも納豆や和食を食べられるのは、ニコさんの支えがあるからこそかもしれません。
父・ステファンさんがコーチを務め、兄・ニコさんがサポートを担当することで、家族一丸となってザンダーを支える理想的な環境が整っているのです。
ニコさんは2024年に結婚
出典:xander-schauffele公式Instagram
そんなニコさんですが、2024年10月にご結婚されました。
これから、シャウフェレ家はさらに賑やかになりそうですね。
弟・ザンダーの活躍を支えるニコさんの存在も、今後ますます注目されることでしょう。
ザンダー・シャウフェレの生涯獲得賞金はいくら?
2024年時点で、ザンダー・シャウフェレ選手の生涯獲得賞金額は約5,701万5,742ドル(およそ80億円)にのぼります。
この金額はPGAツアーでの公式賞金のみを基準にしたものですが、実際にはこれに加えてフェデックスカップのボーナスやスポンサー契約による報酬などもあるため、総収入はさらに大きいと考えられます。
世界のトッププレーヤーとして、ザンダー・シャウフェレがどれほどの成果を積み重ねてきたかがうかがえますね。
| 世界ランキング | 賞金ランキング | 賞金(米ドル) | |
|---|---|---|---|
| 2024 | 2位 | 2位 | 18,385,320 |
| 2023 | 6位 | 10位 | 8,459,066 |
| 2022 | 6位 | 6位 | 7,427,299 |
| 2021 | 5位 | 12位 | 5,240,653 |
| 2020 | 8位 | 11位 | 3,813,636 |
| 2019 | 9位 | 6位 | 5,609,456 |
| 2018 | 12位 | 18位 | 3,767,638 |
| 2017 | 25位 | 12位 | 4,312,674 |
| 2016 | 295位 |
獲得賞金の税金と手取り額は?
アメリカでは、ゴルフの賞金にも高額な税金がかかります。
仮に合計40%の税金(連邦所得税37%+州税・市税)とすると、
- 税引後の手取り額:約48億円
さらに、この金額からコーチ・キャディ・スタッフへの報酬や、移動費・宿泊費などの経費が差し引かれます。それでも、数十億円規模の収入があるのは間違いありません。
スポンサー契約も大きな収入源
プロゴルファーの収入は賞金だけではありません。
スポンサー契約も大きな収益を支えています。
- キャロウェイ(ゴルフクラブ・用品)
- デサント(スポーツウェア)
- エイビス(レンタカー)
- アディダス(スポーツブランド)
スポンサー契約の詳細な金額は公表されていませんが、参考までに、タイガー・ウッズ選手はナイキと27年間で約950億円の契約を結んだと報じられています。
ザンダー・シャウフェレも世界ランキング最高位2位の選手ですから、数十億円規模のスポンサー契約があっても不思議ではありません。
参考までに、日本人男性の平均的な会社員(正社員・60歳定年)の生涯賃金は約2.7億円といわれています。
一方で、プロゴルフの世界では1試合の優勝賞金がこの金額を超えることもあるんです。
まさに夢のある職業ですね!
ザンダー・シャウフェレは何回優勝している?
出典:xander-schauffele公式Instagram
世界のトップゴルファーとして活躍するザンダー・シャウフェレ。
彼がこれまでに獲得したタイトルや、メジャー大会での実績を見ていきましょう。
ザンダー・シャウフェレの通算勝利数(2024年時点)
- 🏆 PGAツアー(米国):9勝
- 🏆 DPワールドツアー(欧州):4勝
- 🥇 東京オリンピック(金メダル)
PGAツアー、DPワールドツアーともに安定した成績を残し、オリンピックではゴルフ競技の金メダリストとしても輝きました。
メジャー大会での優勝歴
ゴルフ界には、4大メジャーと呼ばれる「最も権威ある大会」があり、ザンダー・シャウフェレは「全英オープン(The Open Championship)」と「全米プロゴルフ選手権(PGA Championship)」で優勝しています。
| 年度 | 大会名 | 順位 | 獲得賞金 |
|---|---|---|---|
| 2024 | 全英オープン \メジャー大会優勝/ | 🏆優勝🏆 | $3,100,000 |
| 2024 | 全米プロゴルフ選手権 \メジャー大会初優勝/ | 🏆優勝🏆 | $3,330,000 |
残る「マスターズ・トーナメント(Masters Tournament)」と「全米オープン(United States Open Championship)」で優勝すれば、「キャリア・グランドスラム」の偉業を達成することになります。
特に、全米オープンでは過去に2位になった経験もあり、優勝は十分に狙えるでしょう。また、マスターズでも上位争いの常連であり、今後の活躍に注目です。

ザンダー・シャウフェレのwiki風プロフィール
ザンダー・シャウフェレのプロフィールです。
| 氏名 | ザンダー・シャウフェレ(Alexander Victor Schauffele) |
| 出身地 | カリフォルニア州ラホヤ(サンディエゴ市北部) |
| 生年月日 | 1993年10月25日 |
| 身長 | 178cm |
| 出身校 | サンディエゴ州立大学 |
| ゴルフ歴 | 12歳~ |
| プロ転向 | 2015年(22歳) |
| 性格 | 負けず嫌い |
スポーツ歴はサッカー
ザンダー・シャウフェレは子どもの頃、サッカーに夢中だったそうです。あまりに上手だったため、「将来はサッカー選手になるかも?」と言われるほどの実力だったとか。
しかし、最終的に彼が選んだのはゴルフの道。
サッカーで鍛えた足腰の強さは、ゴルフのプレーにも生かされているのでしょう。
始球式のキャッチャーはダルビッシュ有
出典:xander-schauffele公式Instagram
2023年、ザンダー・シャウフェレは地元サンディエゴのペトコ・パークで行われたMLB「サンディエゴ・パドレス対シアトル・マリナーズ戦」で始球式を務めました。
しかもキャッチャー役を務めたのは、同じくサンディエゴ・パドレスのエース、「ダルビッシュ有選手」。
まさかの豪華な組み合わせに、スタジアムは大歓声に包まれ、大きな盛り上がりを見せました✨
ザンダー・シャウフェレの家族や祖父母・経歴・獲得賞金まとめ
この記事ではザンダー・シャウフェレについて
- 国際色豊かな家庭で育ち、日本にもゆかりのある親日家。
- 母は台湾出身。2歳から東京で育ち、日本語も堪能。
- 母方の祖父母や親戚は日本在住。
- 父は元アスリート。パパコーチを務めている。
- 兄はツアーに帯同し、マネジメントを手伝っている。
- 生涯獲得賞金は日本円で80億円を突破している。
という内容をお届けしました。
出典:xander-schauffele公式Instagram
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