西村優菜(にしむら ゆな)選手は、身長150cmのプロゴルファーで、「小さな大型ルーキー」とも呼ばれています。2023年からアメリカツアーに挑戦し、新たな舞台での活躍が期待されています。
彼女を支えた家族はどのような人たちなのでしょうか? 幼少期からの歩みを振り返ります。
西村優菜の実家の家族はどんな人?
西村優菜(にしむら ゆな)選手の実家は大阪府堺市です。
- 父親:武彦さん(物流関係の会社員、元調理師)
- 母親:枝里子さん(元パート勤務、現在は娘のサポート)
- 姉:未夢(みか)さん(ゴルフ経験あり)
- 弟:陽翔(はると)さん
- 愛犬:こむぎちゃん(カニンヘンダックスフンド)
西村優菜選手の名前には、「優しく、菜の花のように明るい子に育ってほしい」というご両親の願いが込められています。
父親の職業は?
西村優菜(にしむら ゆな)選手の父・武彦さんは、物流関係の会社員として働いています。以前は20年以上ホテルなどで調理師をしており、夜に仕事を掛け持ちしていた時期もありました。
西村選手は「裕福ではなかったので、ホントに狭いところに住んでいた」と語っています。しかし、ゴルフを続けられるように父・武彦さんはさまざまな工夫を凝らしました。
- ゴルフクラブ:ネットや中古ショップで購入し、ボロボロになるまで使用
- 練習場・コース:安く利用できるよう交渉
- 遠征時の節約:コンビニのおにぎりで食費を抑え、試合の前後は車中泊
「頭を下げるのは親の役目。努力して結果を残し、道を切り開いたのは娘です」と父・武彦さんはおっしゃいます。
母親はどんな人?
西村優菜(にしむらゆな)選手・枝里子さんは、プロ転向までパートで家計を支えていました。
現在はアメリカツアーに同行し、マネージャーとともに生活面のサポートを行っています。アメリカではキッチン付きのホテルに滞在し、食事管理を担当。
ゴルフ未経験の母親ですが、西村選手は「母が気付いた小さな変化が役に立った」と語ります。
「あの時はこうだった」「昨日はこうだった」
お母様に技術面の知識はなくても、日々のプレーを見て気づいた点を伝えることで、修正のヒントになっているそうです。
兄弟姉妹と愛犬
西村優菜(にしむらゆな)選手には姉と弟がいます。
長女 未夢(みか)さん
次女 優菜(ゆな)選手(本人)
長男 陽翔(はると)さん
お姉さんと弟さんについては詳細は公開されていませんが、姉・未夢さんがゴルフ経験者ということはわかっています。
また、2022年から家族の一員となった愛犬・こむぎちゃん(カニンヘンダックスフンド)も大切な存在。
西村選手はアメリカから帰国すると「一番会いたかったのはこむぎちゃん」と話しており、大の愛犬家であることがうかがえます。
西村優菜の出身地とゴルフをはじめたきっかけ
西村優菜(にしむらゆな)選手の出身地は大阪府堺市です。
ゴルフを始めたのは5歳のとき。ゴルフ好きの父・武彦さんの練習について行ったのがきっかけでした。
初めてクラブを振ったとき、偶然にもボールに当たり「楽しいな」と感じたそうです。この出来事がゴルフへの興味を深めるきっかけとなり、姉の未夢(みか)さんとともに本格的に練習を始めました。
武彦さんは、幼い娘のスイングが当たったのを見て「ちゃんとやらせてみたら面白いかもしれない」と思ったそうです。
西村優菜の学歴|ジュニアゴルファーからプロ転向までの歩み
出身小学校|堺市立原山台東小学校
西村優菜(にしむらゆな)選手は堺市立原山台東(はらやまだいひがし)小学校に通いました。
- 小学1年生で公式試合に出場
- 7歳のとき、「サントリーレディス」を観戦し、宮里藍選手からボールをもらったことがプロを目指すきっかけに
- 小学6年生で「TOMAS CUP 2012 フジサンケイジュニアゴルフ選手権大会」にて優勝
父・武彦さんによると、「白目になるまで練習していた」そうです。
出身中学|堺市立原山台中学校
堺市立原山台(はらやまだい)中学校に進学。
- 2014年、「ゴルフアカデミー中島」に所属し、本格的にプロを目指す
- 2015年、「大阪府中学校ゴルフ選手権」で2位
思うような成績が出ず、父との関係が厳しくなり、反抗期を迎えることも。しかし、アカデミーでの指導を受け、ゴルフの面白さを再認識したといいます。
中学時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2015 | 大阪府中学校ゴルフ選手権 | 2位 |
出身高校|大阪商業大学高等学校
ゴルフ部はなく、節約しながらゴルフを続ける中、親御さんは経済的な不安を抱えることもありました。
しかし、2016年の「日本女子オープン」で6位タイ、アマチュア2番手に入り、ナショナルチームへの参加が決定。これにより、日本ゴルフ協会の支援のもと、海外遠征などの経験を積むことができるようになりました。

ナショナルチームのヘッドコーチ、ガレス・ジョーンズ氏は西村選手について、次のように評価しています。
「私が会ったことのあるアスリートの中でも、最も賢い選手の一人だと思う」
- 事前の情報収集を徹底し、コースメモへの書き込みを欠かさない
- 行動で示し、他の選手の模範となる
- 頭を使ったプレーが際立っている
このように、チーム内でキャプテンのような存在として評価されていました。
高校時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2016 | 全日本女子パブリックアマチュアゴルフ選手 | 🏆優勝🏆 |
2017 | 日韓親善ゴルフチーム対抗戦 | 🏆団体優勝🏆 |
2017 | 国民体育大会 | 🏆優勝🏆 |
西村優菜選手は数々の大会で実績を残し、プロ転向への土台を築いていきました。
大学進学は?|プロテスト合格とプロ転向
西村優菜(にしむらゆな)選手は、大学に進学せず2019年にプロテストを受験し、一発合格しました。
同年から日本ツアーに本格参戦し、プロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせました。
プラチナ世代の一員
西村優菜選手は「プラチナ世代」と呼ばれる2000年生まれの女子プロゴルファーの一人です。
同世代の古江彩佳選手はアメリカツアーで活躍し、すでに2勝を挙げています。西村選手も今後の海外での活躍が期待されます。
西村優菜の累計獲得賞金は?
日本ツアーでの賞金実績
年度 | 世界ランキング | 賞金ランキング (日本女子) | 賞金 (日本円) |
---|---|---|---|
2022 | 43位 | 2位 | 149,158,595 |
2021 | 41位 | 4位 | 175,257,855 |
2020 | 86位 | 7位 | 47,964,000 |
プロ転向後、日本ツアーでの累計獲得賞金は3億7千万円を超えています。
賞金だけでなく、スポンサー契約や広告出演などの収入もあるため、総収入はさらに多いと考えられます。
また、西村選手は以前「本当に狭いところに住んでいた」と語っていましたが、家族のために新居を購入し、より快適な生活環境を整えたそうです。
アメリカツアーでの賞金実績
年度 | 世界ランキング | 賞金ランキング (米国女子) | 賞金 (米ドル) |
---|---|---|---|
2024 | 100位圏外 | 78位 | 473,340 |
2023 | 69位 | 47位 | 610,557 |
アメリカツアーでは、まだ優勝こそないものの、日本円に換算するとすでに1億円以上を獲得しています。
西村優菜の主な成績
西村優菜(にしむらゆな)選手の主な成績をまとめてみました。
通算 6勝(うち1勝はメジャー)
以下は主な優勝歴です。
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2021 | ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ \国内メジャー初勝利/ | 🏆優勝🏆 |
2020 | 樋口久子三菱電機レディスゴルフトーナメント \プロ初優勝/ | 🏆優勝🏆 |
日本女子ゴルフには4つのメジャー大会があり、西村選手はすでにそのうちの1つ「ワールドレディスチャンピオンシップ」で優勝しています。
現在はアメリカを主戦場としていますが、今後、日本のメジャー大会完全制覇を達成する可能性もあります。

西村優菜の憧れの選手は「チョン・インジ」プロ
西村優菜(にしむらゆな)選手が憧れているのは、韓国のプロゴルファーチョン・インジ選手です。
- スイングのテンポが安定している
- プレーが堂々としており、技術だけでなく立ち居振る舞いも魅力的
- プレー中の笑顔が素敵
彼女のスタイルに憧れ、多くを学んでいるといいます。
チョン・インジ選手は韓国で人気のあるプロゴルファーであり、ファンクラブの会員が3千人近くいます。また、幼少期のIQが137と非常に高かったことでも知られています。
西村優菜選手はチョン・インジ選手の好きなところを語ると止まらないそうです(笑)。
西村優菜のwiki風プロフィール
西村優菜(にしむらゆな)選手のプロフィールです。
氏名 | 西村優菜(Yuna Nishimura) |
所属 | スターツコーポレーション |
出身地 | 大阪府堺市 |
生年月日 | 2000年8月4日(23歳) |
身長 | 150cm |
血液型 | O型 |
ゴルフ歴 | 5歳~(父親の影響) |
プロテスト合格日 | 2019年11月8日 |
趣味 | 音楽鑑賞・スポーツ観戦 |
特技 | 寝ること、10分で爆睡します。 |
性格はせっかち?
西村優菜選手は自身の性格について「せっかち」と自己分析しています。
エレベーターではすぐに「閉める」ボタンを押してしまうタイプとのこと。
この“即押しスタイル”、じつは試合中のプレーにも表れているのかもしれません。テンポよくプレーを進める姿勢は、見ていてとっても気持ちいいですよね。
特技は寝ること!
特技は、なんと「寝ること」!
プレー中の集中力や安定感の秘密は、もしかしてこの“最強のリカバリー術”にあるのかも…?
どこでもすやすや眠れる才能って、実はトップアスリートにとっては超重要スキル。試合後もぐっすり、移動中もぐっすり。回復力が違います。
「寝る子は育つ」と言いますが、西村選手の場合は「寝る子は勝つ」かもしれませんね(笑)
西村優菜の実家の家族・経歴まとめ
この記事では西村優菜(にしむらゆな)選手について
- 5人家族。父は会社員、母は西村選手の米国ツアーに帯同。
- 高校生の時はナショナルチームで活躍。
- プロテストに一発合格し、現在は世界で活躍中。
ということについてお伝えしました。
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