笹生優花(さそう ゆうか)選手は男性並みの豪打で「女タイガー」と呼ばれるプロゴルファーです。
2021年の全米女子オープンを史上最年少の19歳で優勝し、2024年の同大会では23歳で2度目の優勝を果たすという快挙を達成しています。
そんな笹生優花選手を育てた家族や、笹生優花選手の気になることを詳しくお伝えします。
笹生優花の実家の家族はどんな人?
- 父親 正和さん:ゴルフ経験者
- 母親 フィリピン出身
- 長女 笹生優花選手:本人
- 次女 1歳下
- 長男
- 次男 双子
- 三男 双子
お母様やご兄弟は公の場に登場されておらず、詳しい情報も公表されていません。氏名についても一部のメディアで触れられているようですが、当サイトではプライバシーを尊重し、記載を控えさせていただきます。
父親の職業は?
笹生優花(さそう ゆうか)選手の父親は「和正さん」といいます。
インタビューや取材に応じる機会が多く、メディアでお顔をご覧になった方もいらっしゃるかもしれません。
正和さんは都内で不動産賃貸業を営んでいらっしゃいます。
以前はJRの職員として勤務していました。JRを退職後、千葉で運送業を始めた経歴もお持ちです。
学生時代には柔道、空手、剣道に打ち込んでこられました。
趣味はゴルフで、シングルゴルファーとしての実力を持っています。笹生優花選手は「父から肉体的にも精神的にも影響を受けた」と述べており、運動神経は父親譲りと言えそうです。
笹生優花選手はフィリピンで生まれましたが、5歳から8歳までの3年間を日本(東京)で過ごしました。言葉の壁から友達ができずにいた彼女のために、父親はさまざまな場所に連れて行き、その中のひとつにゴルフ練習場も含まれていました。
母親はフィリピン出身
笹生優花(さそう ゆうか)選手の母親はフィリピン出身です。
一般人女性で、夫の和正さんより20歳年下です。
お二人の出会いは1998年頃、和正さんが友人とフィリピンを訪れた際に、友人の奥様が連れてきたのが奥様でした。初対面から意気投合し、すぐに親密になったそうです。
笹生優花選手がフィリピンで生まれた後、日本に渡ったのは母親の提案でした。日本の教育が良いのでは?との思いからでした。
5人兄弟の長女
笹生優花(さそう ゆうか)選手は5人兄弟の長女です。
- 長女 笹生優花選手:本人
- 次女 1歳下
- 長男
- 次男 双子
- 三男 双子
妹がひとり、弟が3人います。
日本では5人兄弟は少ないですが、フィリピンでは大家族が一般的です。近所でお互いに助け合いながら育児をする文化もあるため、お母様は日本に渡った後、子育てに奮闘されたことでしょう。
笹生優花選手はしっかり者のお姉さんとして、弟たちを見守りながら成長してきたに違いありません。
笹生優花のフィリピン移住と経歴
笹生優花(さそう ゆうか)選手は、日本でゴルフを始めた後、「藍ちゃんやポーラ・クリーマーのようになりたい」と本気でプロゴルファーを目指しました。
しかし、当初は父・和正さんが反対していたこともありました。「プロになるにはゴルフ以外の全ての夢を諦めないといけない」と彼は心配していたのです。
その後、笹生選手は自身の強い意思をもってプロを目指し、父親と「プロになる努力を怠ったら日本に連れて帰る」という約束をしました。プロの世界の厳しさを知ってもらうための言葉だったのかもしれません。
和正さんは、フィリピンに移住することを決断しました。「お金持ちではないので、日本で練習するのは難しかった」と語っています。フィリピンには彼がメンバーとして利用していたゴルフ場があり、そこで子供は無料でプレーできるため、経済的な負担を軽減できたのです。
笹生優花選手がフィリピンに移住後は、父親と二人三脚で猛特訓を重ね、アジアや米国のジュニア大会で数々のタイトルを獲得しました。フィリピンでの経験が、彼女の成長を大いに促したと言えるでしょう。
笹生優花の国籍は日本
笹生優花(さそう ゆうか)選は日本とフィリピンの二重国籍を持っていましたが、2021年に日本国籍を選択しました。これは日本の国籍法に従ったもので、22歳までに国籍を選ばなければならなかったためです。
彼女の選手登録がフィリピンとなっていたため、フィリピンの地元紙では「偉大なアスリートを失った」と報じられました。
しかし、笹生優花選手は「どちらの国籍を選んでも、自分は日本人でもありフィリピン人でもある」とコメントしています。
笹生優花の性格は?
笹生優花(さそう ゆうか)選手の性格について、選手紹介のプロフィールには 「楽しくて明るい」 と記載されています。
実際に、試合中も他の選手と積極的にコミュニケーションを取り、明るくムードメーカー的な存在 なのだそうです。米女子ツアー(LPGA)の広報でも 「Yukaは面白いよね」 と話題に上がることが多いのだとか。
また、ツアーでは「一緒にプレーしたい」と思う選手も多く、ペアリング(選手の組み合わせ表)を見て喜ぶ選手がいる というエピソードもあります。笹生選手のフレンドリーな人柄が、ゴルフ界で親しまれている理由の一つかもしれませんね。
笹生選手はフィリピンでの生活が長く、多文化の環境で育っています。フィリピンは明るく陽気でフレンドリーな国民性を持つといわれており、その影響もあるのかもしれません。
また、英語が堪能なため、海外の選手ともスムーズにコミュニケーションが取れる点も、ツアーでの活躍を支える要素の一つと言えそうです。
笹生優花は英語が得意なマルチリンガル
笹生優花(さそう ゆうか)選手は、5か国語を話せるマルチリンガル としても注目されています。彼女が話せる言語は以下の5つです。
- 日本語
- タガログ語(フィリピンの公用語)
- 英語(最も得意な言語)
- 韓国語
- タイ語
笹生選手が特に得意とするのは 英語 です。世界最高峰の米ツアー(LPGA)で活躍するためには英語が不可欠と考え、10歳から本格的に英語の勉強をスタート しました。
ただし、もともと勉強が好きだったわけではなく、「ゴルフを続けるため」に努力した のだそうです。トレーニング後、毎日3時間、週6日 の英語学習を続けたというから驚きですね。
フィリピンの公用語はタガログ語と英語のため、英語は比較的身につけやすい環境だったと考えられます。しかし、さらに韓国語やタイ語まで習得 しているのは、多国籍の環境で育ったことや、世界のゴルフ界でのコミュニケーション能力を高めるための努力の結果かもしれませんね。
笹生優花の憧れの選手はローリー・マキロイ
笹生優花(さそう ゆうか)選手が憧れるゴルファーのひとりが、世界的なトッププレイヤー ローリー・マキロイ です。
マキロイは北アイルランド出身のプロゴルファーで、メジャー4勝を誇る実力者。圧倒的な飛距離と正確なショットを武器に、長年ゴルフ界の第一線で活躍しています。
笹生選手はそのプレースタイルに魅了されており、「女タイガー」と呼ばれることもありますが、ご本人としては「女マキロイ」と言われるほうが嬉しいかもしれませんね。
そんな憧れの存在と初めて対面したのは、2021年の全米女子オープン優勝後 のことでした。男子ゴルフのメジャー大会 「全米オープン」 を訪れた際に、USGA(全米ゴルフ協会)の計らいでマキロイと対面する機会を得たのです。
しかし、長年憧れてきたトップ選手を前に、笹生選手は緊張してしまい、どのように挨拶すればいいのか分からなかったそうです。
そんな彼女に対し、マキロイは「トップで居続けるために必要なのは、同じ練習を繰り返すというありふれた退屈な作業。でも、それを20年続ければ、素晴らしいプロゴルファーの人生を送れるよ」とアドバイスを送りました。
世界の第一線で活躍し続けるマキロイだからこそ語れる、重みのある言葉ですね。笹生選手にとっても、忘れられない貴重な瞬間となったことでしょう。
笹生優花の自宅はアメリカ・テキサス州
笹生優花(さそう ゆうか)選手の拠点は、アメリカ・テキサス州ダラス にあります。
世界最高峰の米ツアー(LPGA)を主戦場とする彼女にとって、アメリカに拠点を置くことは、トレーニング環境や移動の利便性を考えても理にかなっていますね。
自宅はトレーニング設備が充実しているといわれています。 遠征がない時は、主に自宅と練習場を往復する生活を送っており、試合に向けた準備を徹底しているようです。
また、食事面では父・正和さんが料理をすることが多いのだそう。笹生選手は カレーやしゃぶしゃぶが好き だといわれており、トレーニングの合間に家庭の味を楽しんでいるのかもしれませんね。
ちなみに、笹生選手自身もたまに料理をするそうで、得意料理は野菜炒め とのこと。厳しいトレーニングの合間にも、自分で食事を作ることがあるのは驚きですね。
笹生優花の獲得賞金と世界ランキング
笹生優花(さそう ゆうか)選手の獲得賞金について気になる方も多いでしょう。
彼女がアメリカツアーに挑戦した2020年からのランキング推移を見てみましょう。
2024年には米国女子の賞金ランキングで過去最高の4位を達成しました。
年度 | 世界ランキング | 賞金ランキング (米国女子) | 賞金 (米ドル) |
---|---|---|---|
2024 | 16位 | 4位 | 2,867,618 |
2023 | 27位 | 9位 | 1,822,486 |
2022 | 33位 | 36位 | 773,294 |
2021 | 8位 | 6位 | 1,517,876 |
2020 | 45位 | 14位 | 575,894 |
2020年から2024年までの累計獲得賞金は 7,557,168ドル にのぼります(※米ツアーでの記録)。
日本円に換算すると10億円以上 となり、これは世界のトップレベルで戦い続ける実力を示しています。なお、この金額には日本ツアーでの獲得賞金は含まれていません。
今後もさらに活躍を続け、どこまで記録を伸ばしていくのか注目ですね!
何回優勝している?
笹生優花(さそう ゆうか)選手の「プロ転向後の優勝歴」についてまとめてみました。
日本で2勝したあと渡米し、アメリカでも2勝しています。
- 日本 2勝
- 米国 2勝(うちメジャー2勝)
代表的な成績をまとめてみました。
年度 | 大会名 | 順位 | |
---|---|---|---|
2024 | 米国 | 第79回全米女子オープン 🏆2度目の優勝🏆 | 優勝 |
2021 | 五輪 | 東京オリンピックにフィリピン代表で出場 | 9位 |
2021 | 米国 | 第76回全米女子オープン 🏆史上最年少で優勝🏆 | 優勝 |
2020 | 日本 | ニトリレディスゴルフトーナメント | 優勝 |
2020 | 日本 | NEC軽井沢72ゴルフトーナメント | 優勝 |
笹生優花選手は5つのメジャー大会のうち「全米女子オープン」で2度の優勝を果たしています。
特に一度目の優勝(2021年)では史上最年少という記録を持っています。この偉業は彼女のキャリアにおいて大きなポイントとなっています。

女子ゴルフのメジャー大会は5つあり、ファンとしては他の大会でも笹生選手の優勝する姿を期待したいところです。
笹生優花のwiki風プロフィール
笹生優花(さそう ゆうか)選手のプロフィールです。
氏名 | 笹生 優花(Yuka Saso) |
出身地 | フィリピン共和国 |
生年月日 | 2001年6月20日 |
身長 | 166cm |
体重 | 63kg |
血液型 | B型 |
出身校 | 代々木高校(東京都) |
プロ転向 | 2020年1月1日 |
所属 | フィリピンの港湾管理会社(日本での所属はフリー) |
ゴルフ歴 | 8歳~(父親の影響) |
スポーツ歴 | 空手(3年) |
趣味 | 卓球・ピアノ・釣り |
ゴルフのイメージが強い笹生優花選手ですが、意外にも 空手や卓球の経験 もあります。さらに、 ピアノを弾ける というのも驚きですね。
スポーツだけでなく、音楽にも親しんでいたことは意外な一面ではないでしょうか。幼少期の多彩な経験が、現在のゴルフプレーにも生かされているのかもしれません。
笹生優花の実家の家族・経歴などまとめ
この記事では笹生優花(さそう ゆうか)選手について
- 父親は不動産賃貸業を営む。母はフィリピン出身。
- 5人兄弟の長女。
- 2021年に「日本国籍」を選択。
- 笹生選手が話せる言語は五か国語(日本語・タガログ語・英語・韓国語・タイ語)
- 米国女子での累計獲得賞金は10億円を突破。
- プロ転向後の優勝歴は日本で2回、米国で2回。
ということについてお伝えしました。
今後の笹生優花選手の活躍に注目です!
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