笹生優花(さそう ゆうか)選手は、2021年に世界ランキング最高位8位に輝いた実力派プロゴルファー。
コーチである父親と二人三脚でどんなトレーニングをしているのでしょうか? さらに、彼女を支える師匠やキャディにはどんな人物がいるのか、詳しく見ていきましょう!
笹生優花のコーチは父親!驚異のトレーニングメニューとは?
笹生優花(さそうゆうか)選手の コーチは父親の和正さん です。
いわゆる「パパコーチ」ですね。
和正さんは シングルゴルファー で、ゴルフ以外にも 柔道、空手、剣道 の経験者。そのため、スポーツの基本は「下半身の強さと柔軟性」だと考え、独自のトレーニングメニューを課していました。
そのメニューが まるでスポ根ドラマ並みのハードさ なのです!
✅ 朝5時起床 → 30分ランニング → ギア最大の自転車を30分全力で漕ぐ
✅ 両足に2.5kgの重り、10kgのウエイトベストを着てダッシュ
✅ 反復横跳びを30分
✅ 80kgのバーベルスクワット
✅ ラウンド中は500gの重りをつけたままプレー
✅ 毎日1時間の素振り(野球の素振りも左右50回ずつ)
✅ シャドーボクシング
さらに、朝起きたら 250gの重りを足につけて、夜シャワーを浴びるまで外さない という生活を送っていたことも!
笹生優花選手が中学生になる頃には、なんと スクワットの回数が1日1,200回 になったそうです。普通の人なら翌日立ち上がれませんね…(というか、普通の人は1,200回もできませんが)。
ただ、インタビューでは「トレーニングが厳しかったので 1人の時はズルしてました」と笑顔で語っていたのが可愛らしいですね。
笹生優花の師匠はジャンボ尾崎
笹生優花(さそう ゆうか)選手の師匠といえば、日本ゴルフ界のレジェンド・ジャンボ尾崎さん(尾崎将司プロ)です。2019年11月、ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーの1期生として門下生になりました。
ジャンボ尾崎を知らなかった
最初、笹生優花選手はジャンボ尾崎さんのことを知らなかったそうです。
というのも、笹生選手はフィリピン育ち。彼女の世代では宮里藍さんや石川遼さんが身近な存在だったため、ジャンボさんの名前を聞く機会があまりなかったんですね。
弟・智春さんとの出会いがきっかけ
では、どうして笹生選手がジャンボ門下生になったのかというと…きっかけは、ジャンボ尾崎さんの長男・智春(ともはる)さんでした。
2019年の女子プロテスト会場で、智春さんは西郷真央選手の付き添いとして現地を訪れていました。そこで偶然、同じく受験生だった笹生選手と出会います。
笹生選手のプレーを見た智春さんは、その粗削りながらも光るショットに、何か可能性を感じたのだそうです。そして「よかったら、うちの練習場で練習してみない?」と声をかけました。
フィリピンから日本に来たばかりで、練習環境に困っていた笹生選手は、その言葉に素直に応じ、ジャンボ邸を訪問。そのまま門下生として練習を重ねるようになりました。
ジャンボ尾崎も驚いた笹生優花の実力
そんなジャンボさんですが、笹生選手のショットを見たときには「すげえな、桁違いだな」と驚いたそうです。
長年ゴルフ界を見てきたジャンボさんがそこまで言うほどの実力とは!彼女の持つポテンシャルは、本当に規格外なのかもしれません。
世界を舞台に活躍する笹生優花選手と、日本ゴルフ界の大御所・ジャンボ尾崎さんの出会いは、まさに“運命的”。これからも、この師弟コンビがどんな進化を見せてくれるのか、ますます目が離せませんね。
笹生優花のエースキャディはライオネル・マーティチャック!
笹生優花(さそうゆうか)選手のエースキャディは ライオネル・マーティチャックさん。カナダ出身で、世界各国で活躍するプロキャディです。
2021年の 全米女子オープン優勝 の際、序盤で苦しんでいた笹生選手を励まし続けたのがライオネルさんでした。
「まだチャンスがある、これまでのプレーを信じろ」と声をかけ、見事優勝へと導いたのです。
ライオネルさんは日本語を話せますが、試合中にヒートアップすると英語になることも。
笹生選手は英語が得意なので、試合中は英語でコミュニケーションをとっている可能性が高そうですね。
ただ、そんなライオネルさんが 東京オリンピックで熱中症になり、病院に搬送される というハプニングがありました。
笹生選手のキャディを務める予定でしたが、急遽フィリピンチームのコーチが代役を務め、笹生選手は9位でフィニッシュ。
もしライオネルさんが帯同できていたら…なんて考えてしまいますね。
ちなみに、ライオネルさんの 奥さんは日本の女子プロゴルファー・小俣奈三香選手 です。
かつて小俣選手のキャディを務めていたことがあり、その縁で結婚し、現在は二人のお子さんがいるそうですよ。
ライオネル・マーティチャックが選ぶベストプレーヤーとは?
数々のトップ選手に帯同してきたキャディのライオネル・マーティチャックさん。これまで多くの実力派ゴルファーとともに戦ってきた彼が、「キャディが選ぶベストプレーヤー」として以下の選手を挙げています(笹生優花選手に出会う前のインタビューより)。
- 宮里藍選手(日本)
- 申智愛(シン・ジエ)選手(韓国)
- アン・ソンジュ選手(韓国)
ライオネルさんは積極的なプレースタイル を高く評価しているようです。その視点で考えると、現在は笹生優花選手も間違いなくランクインしているでしょう。
笹生優花の師匠・コーチ・キャディまとめ
この記事では笹生優花(さそう・ゆうか)選手について
- コーチは父・和正さん
- 師匠はゴルフ界のレジェンド、ジャンボ尾崎さん(尾崎将司/おざき・まさしプロ)
- エースキャディはライオネル・マーティチャックさん
という事についてお伝えしました。
これからも笹生優花選手の活躍に注目です!
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