中島啓太(なかじま けいた)選手は、日本のゴルフ界で注目されるプロゴルファーです。
彼を支えたご家族はどんな人なのでしょうか?また、ゴルフ界のレジェンド「中嶋常幸(なかじまつねゆき)プロ」との関係について気になる方も多いようです。
中島選手のプロになるまでの経緯や現在までの軌跡を交えてお伝えします。
中島啓太の実家の家族はどんな人?
中島啓太(なかじま けいた)選手は 埼玉県 加須市(かぞし)出身。ご家族は5人です。
- 父親 ゴルフが趣味
- 母親
- 長女
- 次女
- 長男 中島選手:本人
オフの期間は家族と過ごす時間を大切にしているという中島選手。実家に戻ると草野球や、叔父さんが作ったバレーボールチームでプレーしているのだとか。スポーツを通じた交流が多いことがうかがえますね。
どのようなご家族に支えられてプロゴルファーになったのでしょうか。
父親の職業は?
中島選手のお父様については詳しい情報は公表されておらず、職業なども明らかになっていません。
ただ、ゴルフが趣味ということがわかっており、幼いころから中島選手がゴルフに親しむ環境が整っていたようです。
母親はどんな人?
中島啓太選手のお母様についても詳しい情報は多くありませんが、印象的なエピソードがひとつあります。
中島選手がアマチュアとして優勝を果たしたときのこと。喜びいっぱいで家族に電話をかけると、お母様から返ってきたのは意外なひと言。
「これから仕事だから、後にしてもらっていい?」
ちなみにこのアマチュア優勝は「倉本昌弘」「石川遼」「松山英樹」「金谷拓実」に続く史上5人目の快挙です。
・・・えっ!?
オレ、優勝したんだよ!?!?
思わずツッコミたくなる展開ですが(笑)、中島選手は「うちの家族はいつもそんな感じなんですよ」と笑って語っています。
表には出さなくても、きっと電話を切ったあとには、誰よりも喜んでいたに違いありません。そんなクールで温かい家族の絆が、中島選手の強さを支えているのかもしれませんね。
兄弟姉妹との関係
中島啓太選手には2人のお姉さんがいます。
すでに結婚してお子さんが生まれており、中島選手は姪っ子をとてもかわいがっているそうです。
彼のSNSには女性との写真はほとんど登場しませんが、お姉さんや姪っ子との写真だけは特別。小さな姪っ子を優しく抱っこしている姿からは、家族を大切にする一面が伝わってきます。
こちらは中島選手のインスタグラムからお借りしました。3枚目はふたりのお姉さんと一緒に笑顔の一枚を投稿しています。
コースではクールな表情の中島選手ですが、家ではきっと“優しいおじ”の顔を見せているのでしょうね。
中嶋常幸プロとの関係|血縁関係や師弟関係は無し
「中島啓太選手」という名前を聞いて、あのゴルフ界のレジェンド「中嶋常幸(なかじま つねゆき)プロ」の親族?と思う方もいらっしゃるようです。
ですが、2人の間に血縁関係や師弟関係は一切ありません。
漢字も「中島」と「中嶋」で違います。
とはいえ、体格の良さやゴルフ界での活躍ぶりが似ているため、「親子ですか?」と聞かれることもあるようです。
中嶋常幸プロは、日本人で初めてゴルフの4大メジャーすべてでトップ10入りを果たした伝説的ゴルファー。国内外で華々しい戦績を残し、日本ゴルフ界を世界へと押し上げた立役者のひとりです。
出典:ゴルフダイジェスト
- 氏名:中嶋常幸(なかじま つねゆき)※愛称は「トミー」
- 生年月日:1954年10月20日
- 身長・体重:180cm・88kg
- 出身地:群馬県
- 通算勝利:日本48勝(国内メジャー11勝)、日本シニア1勝
- 4大メジャーすべてでトップ10入りした初の日本人選手
中島啓太の学歴|ジュニアゴルファーからプロ転向までの歩み
中島啓太(なかじま けいた)選手がゴルフをはじめたのは6歳のとき。
きっかけは、世界的ゴルファーであるタイガー・ウッズのプレーを見たこと。多くの人に応援されながら活躍する姿に憧れ「自分もゴルフをやってみたい」と思うようになったそうです。
遊び場は自宅近くのゴルフ練習場。誕生日のプレゼントにおねだりしたのは「子供用のゴルフクラブ」。小学校に入る前からすでにゴルフに夢中になっていたことがわかります。
出身小学校|加須市立豊野小学校|将来の夢はプロゴルファー
中島啓太選手は地元の公立校「加須市立豊野小学校」で学びました。
小学3年生からは「石川遼(いしかわりょう)プロ」を輩出したジュニアアカデミーに入会。
アカデミー主催の「吉岡徹治さん」と「中島啓太選手」
出典:ゴルフダイジェスト・オンライン
指導者の吉岡徹治さんによると、中島啓太選手のゴルフへの向き合い方は、当時から他の子どもたちとはまったく違っていたそうです。マナーを大切にするのはもちろん、日記をつけて自分を客観的に見つめたり、メンタル面の勉強にも積極的に取り組んだりと、常に自身の成長を意識していたといいます。
普通なら遊びや他の楽しみにも興味を持つ年頃ですが、中島少年はまさに「ゴルフ一筋」。その集中力と探究心が、今の活躍につながっているのかもしれませんね。
将来の夢は「プロゴルファーになること」。
小学校の職員室前には毎年同じ目標を書いていたそうです。
出身中学|加須市立大利根中学校|金谷拓実と最年少記録を争う
左から「中島啓太選手(中3)」と「金谷拓実選手(高2)」
出典:ゴルフダイジェスト・オンライン
中島啓太選手は小学校卒業後、加須市立大利根中学校へ進学しました。
中学3年で出場した2015年「日本アマチュア選手権」では当時高校2年の「金谷拓実(かなやたくみ)選手」と決勝戦で戦いました。”どちらが勝っても史上最年少記録”という試合で、中島選手は惜しくも金谷選手にタイトルを譲りました。
中学時代の主な成績
| 年度 | 大会名 | 順位 |
|---|---|---|
| 2013 | 埼玉県ジュニアゴルフ大会 | 🏆優勝🏆 |
| 2015 | 関東中学校ゴルフ選手権春季大会Cブロック | 🏆優勝🏆 |
| 2015 | 日本アマチュアゴルフ選手権競技 | 🥈2位🥈 |
中島選手はプロ転向後に母校を訪れ、後輩たちへ「周囲の人への感謝の気持ちを持つことが成長のチャンスにつながる」というメッセージを伝えています。彼の言葉は、多くの生徒たちにとって刺激になったことでしょう。
出身高校|代々木高等学校|ローアマチュア獲得
中学を卒業すると、中島選手はゴルフに専念するために通信制の「代々木高等学校」へ進学します。
この高校はスポーツ選手が競技活動に集中しやすい環境が整っており、プロゴルファーの笹生優花選手なども卒業しています。
高校時代には「日本アマチュアゴルフ選手権」で2位、プロの試合「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ」でローアマチュアを獲得するなど、着実に実績を積み上げていきます。
高校時代の主な成績
| 年度 | 大会名 | 順位 | |
|---|---|---|---|
| 2017 | 日本アマチュアゴルフ選手権競技 | 2位 T | - |
| 2017 | アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ 2017 | 63位 | ローアマチュア |
| 2018 | オーストラリアンアマチュア選手権 | 🏆優勝🏆 | - |
ナショナルチーム入り
高校1年生で中島選手はナショナルチームに選出されます。
ここでは世界を意識した本格的なトレーニングを開始。ヘッドコーチである「ガレス・ジョーンズさん」指導のもと、成長していきました。
ガレス・ジョーンズさんから「ケイタはゴルフの技術、メンタル、そして人間性がピカイチ」と高く評価されており、将来を嘱望される存在でした。
インドネシア・ジャカルタで行われた2018年の「アジア大会」個人戦では、20年ぶりの金メダルを獲得。中島選手にとっては腰痛や手の指の骨折などケガを乗り越えて掴んだ勝利でもあり、涙の1勝となりました。
ナショナルチームでの主な成績
| 年度 | 大会名 | 個人順位 | 団体順位 |
|---|---|---|---|
| 2017 | デュークオブヨークヤングチャンピオンズトロフィー | 🥈2位T🥈 | - |
| 2018 | アジア競技大会 | 🏆優勝🏆 | 🏆優勝🏆 |

出身大学|日本体育大学|史上5人目のアマチュア優勝
大学は「日本体育大学(通称:日体大)」に進学しました。名前が似ている「日本大学(日大)」とは別の大学です。
寮では「河本力(かわもと りき)選手」と同部屋だったこともあり、プロ転向後も交流が続いています。
ゴルフ部の「木原祐二監督」は中島選手について「朝練には一番早く来て、掃除も先にするような子でした。練習している姿も含めて、いるだけで影響力があった」と振り返っています。
大学時代にはプロのツアートーナメントにも挑戦。
そして2021年の「パナソニックオープン」でアマチュア優勝を果たします。
アマチュア選手がプロツアーで優勝するのは非常に難しく、史上5人目の快挙として大きな話題となりました。ウィニングパットは「心臓の音が聞こえるくらい緊張しました」と中島啓太選手。
アマチュア優勝での涙の優勝スピーチ
出典:ゴルフダイジェスト
大学時代の主な成績
| 年度 | 大会名 | 順位 |
|---|---|---|
| 2020年 | 三井住友VISA太平洋マスターズ | 🥉3位🥉 |
| 2021年 | 東建ホームメイトカップ 金谷拓海選手との優勝争い | 🥈2位🥈 |
| 2021年 | パナソニックオープン \21歳で史上5人目のアマチュア優勝/ | 🏆優勝🏆 |
大学4年|特別制度でプロ転向
大学在学中の2022年、日本プロゴルフ協会(PGA)から特別制度による入会が発表されました。
通常、プロゴルファーになるためには「資格認定プロテスト」に合格する必要があります。しかし、中島啓太選手のように実績と将来性を評価された選手は、実技試験が免除されることがあります。
この特別制度で入会した選手には、松山英樹選手、石川遼選手、小平智選手など、日本を代表するプロゴルファーが名を連ねています。それほど、中島啓太選手が高く評価されていたことがわかります。
そして2022年、正式にプロ転向。
アマチュア時代の経験を活かしながら、プロとしての新たなステージへと踏み出しました。
中島啓太の憧れの選手は韓国のキム・キョンテ
中島啓太(なかじま けいた)選手が憧れるプロゴルファーの一人に、韓国出身の「キム・キョンテさん」がいます。
キム・キョンテさんは、日本のゴルフツアーで2度賞金王に輝いている実力派プロゴルファー。「ポーカーフェイスで勝負強いプレースタイル」が特徴で、その冷静沈着な姿勢から「鬼」とも称されることがあります。
キム・キョンテさんのプレースタイルや人間性、ゴルフに対する姿勢に強く惹かれた中島選手は試合中は感情を抑え、冷静さを保つことを意識しているとのこと。バーディーを獲得してもボギーを打っても、表情を大きく変えないのが特徴です。
「ガッツポーズをすると気持ちが高まり、次のホールでミスにつながる可能性があるため、メンタルを一定に保つよう意識している」と語っています。
キム・キョンテ選手への憧れから、中島選手も試合中にサングラスをかけ、落ち着いたプレーを心がけているそうです。
こちらはキム・キョンテさんのインスタグラムからお借りした投稿です。キム・キョンテさんは右側の男性です。
中島啓太は読売ジャイアンツ菅野智之投手の大ファン
中島啓太選手は、プロ野球・読売ジャイアンツの菅野智之(すがの ともゆき)投手の大ファンとしても知られています。
幼少期から読売ジャイアンツを応援しており、野球が大好きな中島選手。試合の合間にも、滞在先で野球観戦をしたり、キャッチボールを楽しむことがあるそうです。
プロ野球の始球式に登場
2022年には、東京ドームで行われた読売ジャイアンツ vs. DeNAベイスターズ戦で始球式の投手を務めました。
「夢のような経験だった。ゴルフとは違う緊張感があり、とても楽しかった」と振り返っています。
菅野智之投手の言葉を心に刻む
試合中にイライラしてしまいそうな場面では、菅野投手のある言葉を思い出すことがあるそうです。
「自分は怒れるほど偉くない」
この言葉を思い出すことで、気持ちを落ち着かせ、平常心を保つことができるのだとか。トップアスリートならではのメンタルコントロールの方法ですね。
中島啓太は何回優勝している?
中島啓太(なかじま けいた)選手の主な成績をまとめました。
通算、国内で4勝、欧州で1勝しています。
- 国内 4勝(アマチュア時の”パナソニックオープン優勝”を含む)
- 欧州 1勝
| 年度 | 開催国 | 大会名 | 順位 | 獲得賞金 |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | フランス | パリ五輪 | 49位 | - |
| 2024 | インド | ヒーローインディアンオープン \欧州初優勝/ | 🏆優勝🏆 | €354,956 |
| 2023 | 日本 | マイナビABCチャンピオンシップ | 🏆優勝🏆 | ¥24,000,000 |
| 2023 | 日本 | 横浜ミナトChanpionship~Fujiki Centennial | 🏆優勝🏆 | ¥20,000,000 |
| 2023 | 日本 | ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント \プロ初優勝/ | 🏆優勝🏆 | ¥20,000,000 |
賞金王|史上3番目の若さで達成
出典:ALBANet
中島選手は2022年11月にプロ転向後、翌2023年6月に「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」でプロ初優勝を飾ります。続いて同年8月に「横浜ミナトChanpionship~Fujiki Centennial」で2勝目、11月には「マイナビABCチャンピオンシップ」で3勝目を果たしました。
中島選手はルーキーイヤーの2023年に賞金王を達成。23歳での賞金王獲得は日本ゴルフツアー史上3番目の若さで、石川遼選手(18歳)と松山英樹選手(21歳)に次ぐ快挙となりました。
また、最優秀選手賞、賞金ランキング賞、最優秀新人賞、平均ストローク賞、バーディー率賞、ゴルフ記者賞の6冠を達成。中島選手は表彰式で「子供たちの憧れの選手になれるように、ゴルファーである前に一人のアスリートとして挑戦を続けていきたい」とスピーチしました。
欧州初優勝
賞金王獲得後、「今後はアグレッシブに攻めていきたい」と宣言していた中島啓太選手。
まさに有言実行で2024年の「ヒーローインディアンオープン」で欧州初優勝を達成しました。
こちらは日本ゴルフツアー機構のインスタグラムからお借りした投稿です。
中島啓太のwiki風プロフィール
中島啓太(なかじま けいた)選手のプロフィールです。
| 氏名 | 中島啓太(Keita Nakajima) |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 生年月日 | 2000年6月24日 |
| 身長 | 177cm |
| 血液型 | A型 |
| ゴルフ歴 | 6歳~ |
| プロ転向 | 2022年9月 |
| 好きな食べ物 | 焼き肉 |
| 嫌いな食べ物 | ネギ・トマト・海苔 |
中島啓太選手の好きな数字は「24」
中島啓太選手が特に好きな数字は「24」。
これは自身の誕生日(6月24日)に由来しているそうです。
「24」は仕事運や金運、人間関係にも恵まれる開運の数字といわれることもあります。中島啓太選手はゴルフボールにも「24」を刻印して使用しているとのことです。
中島啓太の実家の家族・経歴まとめ
この記事では中島啓太(なかじま けいた)選手について
- 埼玉県加須市出身、5人家族。
- ゴルフ界のレジェンド中嶋常幸プロとは血液関係、師弟関係いずれもなし。
- 大学生でアマチュア優勝を果たし、2022年にプロ転向。
- ルーキーイヤーの2023年に賞金王を獲得。
という内容でお届けしました。
中島啓太選手は結婚してる?好きなタイプは?などなど、プライベートな一面についてはこちらの記事でお伝えしています👇
中島啓太選手は中嶋常幸プロの弟子ではありませんが、中嶋常幸プロにはたくさんの門下生がいます。中嶋プロの愛弟子、男子プロゴルファー達についてはこちらの記事でお伝えしています👇










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