コ・ジンヨン は韓国・ソウル出身の女子プロゴルファーです。
世界ランキングで最高1位に輝いた実績があり、かつての アニカ・ソレンスタム を彷彿とさせると評価されることもあります。
そんなトップゴルファーのコ・ジンヨンがどのようにプロへの道を歩んだのか、家族や経歴について紹介します。
コジンヨンの実家の家族はどんな人?
- 父親 コ・ソンテさん:元アスリート
- 母親 キム・ミヨンさん:ゴルフ経験者
- 長女 コ・ジンヨン:本人
コ・ジンヨンに兄弟はおらず、 ひとりっ子 です。
プロ転向後は両親とともに韓国中を回りながらプレーを続けていた時期もあり、家族の絆の強さがうかがえます。
父親は元ボクサー
コ・ジンヨンの父親は コ・ソンテ さんです。
若い頃はボクシングに打ち込んでいた元アスリートで、コ・ジンヨンも 「肉体的にも精神的にも父から影響を受けた」 と語っています。
ゴルフの指導はできなかったものの、「成功のカギはトレーニング」と考え、親子で 縄跳びトレーニング を続けていました。
この縄跳びが功を奏し、コ・ジンヨンは 小学生の縄跳び大会で優勝 するほどの運動能力を発揮しています。
また、コ・ジンヨンは「父とは友達のような関係」と話しており、メディアでも仲の良い姿が見られます。
母親はゴルフ経験者
母親の キム・ミヨン さんはゴルフ経験者ですが、プロではなく 趣味の範囲 だったようです。
そのため、娘を練習場に連れて行くことはなかったものの、コ・ジンヨンは自然とゴルフに興味を持ち、プロの道を歩むことになりました。
コジンヨンがゴルフをはじめたきっかけ
幼少期のコ・ジンヨンは、父親の膝の上に座りながら 全米女子オープン を観戦していました。
そのとき優勝したのが、韓国ゴルフ界のレジェンド パク・セリ 選手です。
コ・ジンヨンは、パク・セリが手にしたトロフィーの美しさに惹かれ、「あのトロフィーが欲しい!」と父親に伝えたことが、ゴルフを始めるきっかけになったと言われています。
最初は両親も様子を見ていましたが、小学校に入ってもその気持ちが変わらなかったため、近所の練習場でゴルフを始めることになりました。
練習を続けるうちに、 仲の良い友達に勝ちたい という思いが強くなり、自然と本格的に取り組むようになったそうです。
幼少期から負けず嫌いな性格だったことが、今の強さにつながっているのかもしれませんね。
コジンヨンが世界ランキング1位になるまで
最初は趣味として始めたゴルフですが、その後 コ・ジンヨン は本格的にプロを目指すようになります。
しかし、ジュニア時代は両親が共働きをしながらゴルフを支えてくれていたことを知っていたため、 「ゴルフを続けるべきか悩んだこともあった」 と振り返っています。
それでも努力を重ね、プロゴルファーの道を歩み続けました。
18歳でプロ転向し、世界への挑戦が始まる
2013年、18歳でプロ転向。そこからのコ・ジンヨンの歩みは、以下の通りです。
年度 | プロ転向後の歩み |
---|---|
2013 | プロ転向 |
2014 | LPGA KEBハナバンク選手権 42位 |
2015 | 全英リコー女子オープン 2位 |
2016 | エビアン選手権 39位 |
2017 | ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ 2位 |
2017 | LPGA KEBハナバンク選手権 地元・韓国で開催された米ツアーで初優勝 |
2018 | 米国LPGAツアーに本格参戦し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝く |
2019 | 世界ランキング1位を獲得し、3年連続で賞金女王に輝く |
韓国での活躍を経て、 2017年にLPGA KEBハナバンク選手権で優勝。この優勝をきっかけに、米国LPGAツアーへの参戦を決意しました。
当初、 両親と離れることに不安 を感じていたコ・ジンヨンですが、新たな挑戦のために渡米。言葉や文化の違いに戸惑いながらも、次第にアメリカでの生活に馴染んでいきました。
現在では、 「LPGAツアーは第二の故郷のような存在」 と語っています。
コ・ジンヨンは超ストイックな努力家
コ・ジンヨンは、 「どの選手よりも練習することで知られている」 と言われています。
トレーニングキャンプでは「コ・ジンヨン並みに練習した」と言う表現が使われるほど、圧倒的な練習量を誇ります。
試合で18ホールを回るより、練習場で過ごす時間の方が長いとも言われており、周囲の選手からも「なぜそんなに練習するのか?」と驚かれることがあるそうです。
本人も 「練習すること自体が好き」 と語っており、あるオフシーズンには 1日1000球打ち込み、親指の爪が折れてしまった というエピソードもあります。
さらに、 筋力トレーニングやストレッチも毎日欠かさない とのこと。「筋肉は1日、2日トレーニングしないと衰えてしまう」と考え、常にコンディション維持に努めています。
コジンヨンの目標はタイガー・ウッズのような存在になること
コ・ジンヨンが目指すのは、 ゴルフ界で圧倒的な存在感を持つ選手 です。
「タイガー・ウッズが試合に出場すると、他の選手が緊張する」と言われるように、コ・ジンヨンも 「名前を聞いただけで存在感を示せる選手になりたい」 と語っています。
しかし、 「まだまだ遠い目標。だからこそ努力を続けている」 とコメント。
「生まれつきの天才より、努力する天才になりたい」
その言葉通り、コ・ジンヨンは世界のトップに立ちながらも、さらなる高みを目指し続けています。
🏌️♂️ タイガー・ウッズ
コ・ジンヨンが目標とするタイガー・ウッズ。その強さの秘密は、驚きの“心の使い方”にありました。潜在意識?セルフイメージ?読んだら「なるほど、これか!」ってなるかも♩
➤ タイガー・ウッズの意外なメンタルエピソードはこちら!
コジンヨンの獲得賞金と世界ランキング
コ・ジンヨンの獲得賞金はいくらなのでしょうか?
コ・ジンヨン選手のアメリカツアー挑戦以降の「世界ランキング」と「賞金ランキング」の推移を見てみましょう。
2018年から2024年までの累計獲得賞金は USD 13,690,524 に達しており、日本円に換算すると20億円を超えています。
年 | 世界ランキング | 賞金ランキング (米国女子) | 賞金 (米ドル) |
---|---|---|---|
2024 | 11位 | 13位 | 1,774,824 |
2023 | 6位 | 16位 | 1,552,244 |
2022 | 5位 | 17位 | 1,260,471 |
2021 | 2位 | 1位 | 3,502,161 |
2020 | 1位 | 1位 | 1,667,925 |
2019 | 1位 | 1位 | 2,773,894 |
2018 | 10位 | 10位 | 1,159,005 |
世界ランキングの推移
2018年には世界ランキング10位にランクイン。この年、コ・ジンヨン選手は「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。
2019年 には、アメリカツアー2年目で世界ランキングと賞金ランキングの両方で1位を達成。「最優秀選手賞」と「賞金女王」に輝く結果となりました。
2021年 には再び「最優秀選手賞」と「賞金女王」に輝き、驚異的なスピードで成長を続けています。2024年の現在も上位にランキングされています。
コジンヨンは何回優勝している?
コ・ジンヨンのプロ転向後の優勝回数は
通算・15勝(うちメジャー2勝)です。
そのなかでも印象的な成績をまとめてみました。
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2019 | エビアン選手権 🏆メジャー優勝🏆 | 優勝 |
2019 | シェブロン選手権 🏆メジャー優勝🏆 | 優勝 |
2018 | ISPSハンダ・オーストラリア女子オープン 🏆米ツアー初優勝🏆 | 優勝 |
2017 | KEB・ハナバンク選手権 🏆地元・韓国で開催された米ツアー初優勝🏆 | 優勝 |
2015 | 全英リコー女子オープン メジャー大会、惜しくも2位 | 2位 |
メジャー大会での成績
コ・ジンヨン選手はメジャー大会で2勝を挙げています。
- シェブロン選手権
- エビアン選手権
2015年の全英女子オープンでは2位に入賞しています。もし優勝していれば、メジャー大会で3つのタイトルを制覇していたことでしょう。
メジャー大会の残り3つで優勝することができれば、グランドスラム達成となります。今後の活躍に期待がかかります。

コジンヨンのwiki風プロフィール
コ・ジンヨンのプロフィールです。
氏名 | コ・ジンヨン(고진영 / Jin-Young Ko) |
出身地 | 韓国・ソウル |
生年月日 | 1995年7月7日(年齢29歳) |
身長 | 170cm |
血液型 | B型 |
出身校 | 成均館大学校(韓国) |
ゴルフ歴 | 7歳~ |
プロ転向 | 2013年 |
特別な勝負服
コ・ジンヨン選手は試合の最終日に白いウェアを着る習慣があるようです。これは、彼女が敬虔なクリスチャンであることが影響しているとされています。
コジンヨンの結婚・彼氏・実家の家族・経歴まとめ
この記事では コ・ジンヨン について
- 世界ランク最高位1位。米ツアーで勝ち続けるトッププレイヤー
- ご両親が共働きでコ・ジンヨン選手を支え、一般家庭からプロゴルファーに育てた。
- 父、コ・ソンテさんは元アスリート(ボクシング)
- ストイックな事で有名。身体のトレーニングも欠かさない。
- 名前を聞いただけで存在感を示す、タイガー・ウッズのような存在になるのが目標
- 累計獲得賞金は20億円越え。
ということについてお伝えしました。
韓国のインタビューでは「ゴルフ以外にもやりたいことが多く、30歳までに引退したい」と語ったとされていますが、今後もフェアウェイでの活躍が期待されます。
🏌️♂️ リディア・コーとは?
👇 リディア・コ選手は韓国系ニュージーランド人のプロゴルファーで、オリンピックの「メダルスラム(金・銀・銅の全種類を獲得)」を達成した選手として知られています。彼女の結婚相手や家族、そしてこれまでの経歴について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください!
コメント