神谷和奏(かみや わかな)選手は、19歳で結婚・一児の母となり、プロゴルファーとしての道を歩んでいる注目の選手です。2023年にプロテストに合格し、ツアー制度開始後では初の「ママゴルファー合格者」となりました。
そんな神谷選手の夫やお子さん、ゴルフとの向き合い方、実家のご家族について詳しく見ていきましょう。
神谷和奏の夫・神谷幸宏さんはコーチ兼キャディ
神谷和奏(かみや わかな)選手の夫はコーチ兼キャディの神谷幸宏(かみや ゆきひろ)さんです。
生年月日 | 1987年生まれ |
出身地 | 埼玉県 |
経歴 | 太平洋クラブ成田コースの研修生、LPGAツアー帯同キャディ |
資格 | ティーチングプロ、ゴルフフィットネストレーナー など |
会社 | 「合同会社ジョイナー」代表(ゴルフ関連事業) |
神谷和奏選手と幸宏さんの出会いは、茨城県のゴルフ練習場「越谷ゴルフリンクス(埼玉県越谷市)」でした。
神谷和奏選手が練習に訪れていた場所で、幸宏さんがレッスンを担当していたことがきっかけです。ゴルフの相談をするうちに、お互いの価値観が合うことを実感し、交際がスタートしました。
また、神谷和奏選手が当時、住む場所に悩んでいたこともあり、幸宏さんが部屋探しをサポート。その後、結婚に至りました。
現在も夫婦二人三脚でゴルフに取り組んでいます。
神谷和奏の子供は?
神谷和奏(かみや わかな)選手には夫・幸宏(ゆきひろ)さんとの間にひとりの娘がいます。
お子さんの氏名については、プライバシーに配慮し当サイトでは公表しません。
ただ、そのお名前には
「咲いた場所で強くたくましく生きてほしい」
「たくさん笑ってほしい」
という、ご家族の素敵な想いが込められているそうです。
驚くべきことに、神谷選手は出産の3日前までラウンドし、産後3か月でゴルフを再開したというエピソードがあります。さらに、初めてツアー転戦に挑んだ際も、子育てと両立しながらプレーしていました。
育児とプロゴルファーの両立は決して簡単なことではありませんが、先輩の「ママさんゴルファー」である横峯さくらプロの情報を参考にしながら、工夫して練習を続けてきたそうです。
ママゴルファーとしての挑戦
一般企業では、子育てをしながら働く女性も増えてきていますが、女子プロゴルフ界ではまだママ選手は少数派です。そのため、神谷和奏選手のように育児と競技を両立するプレイヤーの存在は、ゴルフ界に新たな流れを生んでいるといえるでしょう。
一方で、結婚や出産後の競技続行には様々な意見があるのも事実です。神谷和奏選手も「プロテストを受け続けて大丈夫なの?」といった声をかけられることがあったそうです。
しかし、彼女は自身の道を信じ、効率的に練習時間を確保しながら競技に打ち込んできました。先輩ゴルファーからも「道を切り開いてくれてありがとう」と感謝の言葉をもらうこともあり、少しずつ環境が変わりつつあることを実感しているようです。
神谷和奏の旧姓は?|実家の家族はどんな人?
神谷和奏(かみや わかな)選手の旧姓は「羽藤(はとう)」さんです。
実家は千葉県富里市にあり、兄弟全員がゴルフに関わる家庭で育ちました。
- 父親:ゴルフ経験者
- 母親:試合に帯同しサポート
- 長女:羽藤琴和さん(4歳上、台湾ツアーのプロライセンス取得)
- 長男:羽藤勇司さん(3歳上、日本で活躍するプロゴルファー)
- 次女:神谷和奏選手(本人)
神谷和奏選手のご両親は、高校卒業前後のタイミングで離婚されています。
現在は、お母様が試合に帯同し、サポートを続けています。一方、神谷選手は目標とする人物として「父親」を挙げており、両親それぞれと良好な関係を築いているようです。
父親はゴルフ経験者でスパルタ指導?
神谷和奏(かみや わかな)選手の父親はゴルフ経験者ですが、職業や名前などの詳細は公表されていません。
神谷選手は幼少期から父親にゴルフを指導されており、その指導はかなり厳しかったようです。
試合後には「なぜその場面で失敗したのか?」と必ず質問され、答えられない場合は試合会場から自宅まで歩いて帰るように指示されることもあったといいます。失敗には必ず理由があるという、父の教えだったとのこと。このような指導を通じて、神谷選手はゴルフに対する高い分析力を養いました。
現在でもスコアカードに詳細なメモを残し、試合後に振り返る習慣を続けているそうです。
母親のサポート
神谷和奏(かみや わかな)選手のお母様は試合に帯同し、さらにお孫ちゃんのお世話もしています。
試合中は、会場の近くに家を借りてお孫ちゃんと過ごし、動物園に連れて行くなど、楽しい時間を提供しています。お母様にとっても、娘と孫と一緒に過ごせる時間は大切なもののようです。
神谷和奏選手がママゴルファーとして活動できる背景には、家族の支えが大きく影響していることがわかります。
兄弟姉妹もゴルフで活躍
神谷和奏(かみや わかな)選手は三人兄弟の末っ子ですが、姉と兄もゴルフ界で活躍しています。
姉・羽藤琴和さん(台湾ツアープロライセンス取得)
羽藤琴和(はとう ことわ)さんは台湾で生まれ、帰国後、日本のジュニアゴルフ界で活躍。
生年月日 | 1997年5月15日 |
身長 | 161cm |
ゴルフ歴 | 3歳~(父の影響) |
全国中学女子の部で優勝経験のある実力派です。
台湾ツアーのプロライセンスを取得し、現在は海外ツアーで経験を積んでいます。
兄・羽藤勇司さん(プロゴルファー)
羽藤勇司(はとう ゆうじ)さんは、日本でプロゴルファーとして活動。
生年月日 | 1999年1月4日 |
身長 | 173cm |
ゴルフ歴 | 5歳~(姉の影響) |
プロ転向 | 2022年1月1日 |
プロテスト合格を目指し、キャディのアルバイトをしながら練習に励んできた努力家です。
現在も神谷和奏選手と一緒に練習することがあり、互いにアドバイスをし合うなど、兄妹の仲はとても良いようです。
神谷和奏の出身地とゴルフをはじめたきっかけ
神谷和奏(かみや わかな)選手の出身地は千葉県富里市です。
幼少期からゴルフに親しんでおり、姉・琴和さんのO脚改善のために父親と一緒にゴルフ場を歩く習慣があったことがきっかけで、神谷和奏選手も自然とゴルフを始めました。
しかし、当初は「やらされているスポーツ」という感覚が強く、楽しさを見いだせなかったそうです。
機となったのは中学生のとき。中国で開催されたアジア大会に出場し、その大会の雰囲気に感銘を受け、「ゴルフは楽しい」「プロを目指したい」と強く思うようになりました。
神谷和奏の学歴|ジュニアゴルファーからプロ転向までの歩み
出身中学|富里市立富里北中学校
神谷和奏(かみや・わかな )選手は富里市立富里北中学校に通っていました。
中学1年生でアジア大会に初出場し、試合の雰囲気に衝撃を受けたと語っています。お祭りのような雰囲気だったのだとか。この経験をきっかけに「プロゴルファーを目指したい」という夢を抱くようになりました。
中学時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2015 | KGA杯ジュニアゴルフ大会 | 🏆優勝🏆 |
2016 | 千葉CUP | 🏆優勝🏆 |
2016 | 千葉県ジュニアゴルフ選手権 | 3位 |
2016 | 関東ジュニアゴルフ選手権(女子12~14歳の部) | 2位タイ |
出身高校|千葉わせがく高等学校
高校は千葉わせがく高等学校(多古本校)に進学しました。同校は単位制・通信制の制度を採用しており、ゴルフ部もある学校です。
高校時代はゴルフだけでなく、整骨院でのアルバイト(平日)やゴルフ場のキャディ(休日)も経験。学生時代から自立心を持ち、ゴルフ以外の活動にも積極的に取り組んでいました。
高校時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2017 | 千葉県ジュニアゴルフ選手権 | 2位 |
2018 | 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会 | 5位タイ |
2019 | 関東ジュニアゴルフ選手権(女子15~17歳の部) | 3位タイ |
高校卒業時には初めてのプロテストを受験しますが、結果は不合格。このとき、「ゴルフをやめたい」と考えるほどの大きな挫折を味わいました。
しかし、その後、データ測定の紹介を通じて、夫となる神谷幸宏さんと出会います。
大学は?|プロテストの挑戦と合格までの歩み
神谷和奏(かみや わかな )選手は大学には進学せず、プロテストに挑戦しました。
- 2021年:プロテスト不合格(このとき妊娠中)
- 2022年:プロテスト不合格(第2次予選 A地区49位T)
- 2023年:プロテスト最終試験 19位で合格
2023年度のプロテストで合格を果たし、正式にプロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせました。
現在は「世界で戦える選手になりたい」との目標を掲げながら、育児とゴルフを両立しつつ競技に取り組んでいます。特に毎年参加している「全米女子オープン」の予選突破を目指しているそうです。
神谷和奏のwiki風プロフィール
神谷和奏(かみや わかな )選手のプロフィールです。
氏名 | 神谷和奏(Kamiya Wakana) |
出身地 | 千葉県富里市 |
生年月日 | 2001年10月1日 |
身長 | 165cm |
血液型 | A型 |
ゴルフ歴 | 3歳~(姉と兄の影響) |
プロ転向 | 2023年 |
目標とする人物 | 父 |
資格 | スポーツ栄養スペシャリスト |
「続けていれば夢は叶う」という姿を娘に見せたいと語る神谷和奏選手。
競技生活と子育てを両立しながら、プロゴルファーとして活躍を続けています。
神谷和奏のまとめ
この記事では、神谷和奏(かみや わかな )選手について紹介しました。
- 2023年度のプロテストに合格し、正式にプロゴルファーに
- 夫はコーチであり会社経営者の神谷幸宏氏
- 姉・兄もプロゴルファーとして活躍中
今後のさらなる活躍に注目です。
コメント
2024モンダミンカップでスコアラーをやらしてもらいました。2025もボランティアをやります。そして、神谷プロのスコアラーをやりたい。
古川隆さま
コメントくださり、ありがとうございます^^
スコアラーをご経験されていらっしゃるなんてすごいです~~~、古川さまは上級者さんとお見受け致しました!
2024モンダミンカップでは神谷選手の組につくことができたのでしょうか?
来年のボランティアで神谷選手につくことが出来ますように、お祈りしております!