星野陸也(ほしの りくや)選手は、東京五輪男子ゴルフで日本代表を務め、欧州ツアーでも優勝実績を持つプロゴルファーです。
彼を育てた家族のことや、どのようにしてプロへの道を歩んできたのかを紹介します。
星野陸也の実家の家族はどんな人?
- 父親 宏さん
- 母親
- 長女 4歳年上。ゴルフ経験者
- 長男 星野陸也選手(本人)
- 次女
🔹お母様とご兄弟のお名前については他のメディアで触れられていますが、公の場に登場されていないことから当サイトでの記載は控えさせていただきます🔹
父親の職業は?
星野陸也(ほしの りくや)選手の父親は星野宏さんで、高校の物理教師をしていたといわれています。現在も教職に就いているかは公表されていませんが、理系の知識を持つ頭脳派の父親のようです。
また、ゴルフが趣味で、ベストスコアは 72 という上級者。
星野陸也選手は、そんな父親をライバル視し、「絶対に負けたくない」という気持ちで練習に励んだといいます。
父親は日本と中国のルーツを持つ
星野陸也選手の父・宏さんは、日本と中国のルーツを持つ方です。幼少期には星野選手に中国の伝統文化の一つである「中国将棋(シャンチー)」を教えたことがあるそうです。
📝 中国将棋と日本将棋の違い
- 日本の将棋は「取った駒を再利用できる」が、中国将棋は「取った駒を使えない」
- 終盤で逆転が難しいため、序盤からの戦略が重要
このゲームを通じて、星野選手は「先を読む力」や「忍耐力」を養うことができたと父・宏さんは語っています。スポーツとは異なるアプローチですが、ゴルフにも必要な思考力が鍛えられたのかもしれませんね。
兄弟姉妹はどんな人?
星野陸也(ほしの りくや)選手は3人兄弟の真ん中です。
4歳上の姉と、妹がいます。
お姉さんは学生時代にゴルフをしており、関東ジュニアゴルフ選手権や茨城県アマチュアゴルフ選手権で上位に入賞した実績があります。現在もゴルフに関わっているかは明らかになっていませんが、幼少期には星野選手と共に練習していたようです。
妹さんについての詳しい情報はありませんが、家族そろってゴルフを楽しんでいた可能性が高いですね。
星野陸也の出身地は茨城県
星野陸也(ほしの りくや)選手の出身地は茨城県笠間市です。
この地域はゴルフ場が多いことでも知られており、ゴルフ環境が整っているのが特徴です。
また、試合が近隣のゴルフ場で開催される際は、ホテルではなく実家から通うこともあるそうです。
「家に帰れば洗濯もしてもらえるし、温かい食事もすぐ用意してもらえるので、リラックスして試合に臨める」と語っています。
星野陸也がゴルフをはじめたきっかけ
星野陸也(ほしの りくや)選手がゴルフを始めたのは、父・宏さんの影響です。
幼いころにおもちゃのゴルフセットをプレゼントされ、自然とクラブを握るようになりました。
また、4歳年上の姉がすでにゴルフをしていたこともあり、「姉に負けたくない」という気持ちがモチベーションになったといいます。
小学生時代はまだ姉のほうがスコアも飛距離も上でしたが、負けず嫌いな星野選手は努力を重ね、次第に実力を伸ばしていきました。
星野陸也の学歴|ジュニアゴルファーからプロ転向までの歩み
サッカー少年だった小学生時代
星野陸也(ほしの りくや)選手は、幼少期からさまざまなスポーツに挑戦していました。
ゴルフだけでなく、サッカーや水泳を経験。また、音楽にも興味があり、ピアノやギターを習っていたそうです。かなり多忙な小学生時代を過ごしていたことがうかがえますね。
特にサッカーは本気で取り組んでおり、当初はサッカー選手を目指していたほど。しかし、小学5年生でゴルフに専念するためサッカーをやめました。これは、ケガのリスクを避けるための決断だったそうです。
サッカーで培った体幹やバランス感覚が、その後のゴルフプレーにも活きたのかもしれませんね。
出身中学|水戸市立第二中学校で卓球部に所属
星野陸也(ほしの りくや)選手は、地元の水戸市立第二中学校へ進学。意外にも、ゴルフ部ではなく卓球部に所属していました。
当時は公立中学校にゴルフ部がなかったため、ゴルフの練習は帰宅後に行っていたようです。
また、中学1年生のときに初めて本格的なゴルフクラブを購入。使用していたのは「スリクソン」のドライバーとアイアンだったそうです。
この頃から、ティーチングプロの指導を受けるようになり、より専門的な知識を学び始めます。「ただボールを打つだけ」だった練習から、クラブの使い方やトレーニング方法を意識するようになり、ゴルフに対する理解が深まっていったようです。
そして、中学3年生のときには、全国大会に出場。早くも才能を開花させつつありました。
中学時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2011 | 毎日杯アマチュアゴルフ選手権茨城大会 | 2位 T |
2011 | 日刊アマチュアゴルフ学生関東大会 | 2位 T |
2011 | 関東中学生ゴルフ選手権 | 2位 |
出身高校|水城高校・ゴルフ部で本格的な強化
星野陸也(ほしの りくや)選手は、ゴルフの強豪校である水城高校(茨城県水戸市)に進学しました。
この高校を選んだ理由は、ゴルフ部の石井貢監督からのスカウト。水城高校はかつて多くのプロゴルファーを輩出した名門校でした。(※2016年に後継者不足により廃部)
水城高校ゴルフ部の練習は非常にハードで、朝・昼・夜の3部構成で合計7時間にも及びました。
- 朝練:ショートゲームの練習
- 昼練:基礎体力トレーニング
- 夜練:スイング練習(ゴルフ練習場)
- 週末:ゴルフ場でのラウンド
毎日このスケジュールをこなすため、星野選手は地元の笠間市から始発電車で通学。早朝から夜遅くまでの生活は、相当ハードだったと想像できます。
それでも、学業成績は学年上位をキープしていたそうです。文武両道を貫いていた点も、彼のストイックさを物語っていますね。
高校時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2012 | ファルドシリーズアジア日本大会 | 3位 T |
2013 | 東関東高等学校ゴルフ選手権秋季大会 | 🏆優勝🏆 |
2013 | 東関東高等学校ゴルフ選手権 | 🏆優勝🏆 |
2013 | 関東ジュニアゴルフ選手権 | 🏆優勝🏆 |
2013 | 関東高等学校ゴルフ選手権冬季大会 | 3位 |
2014 | 東関東高等学校ゴルフ選手権 | 2位 |
2014 | 関東ジュニアゴルフ選手権競技 | 🏆優勝🏆 |
2014 | HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 | 69位 |
高校3年生になると、「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦」でプロの試合に初出場。予選通過は最下位だったものの、トップレベルの環境を経験したことで、プロへの意識が高まっていきました。
高校時代の恩師・石井監督は、星野選手について「無限大の可能性を秘めている」と評価。この時点ですでに、将来の活躍を期待されていたことがわかります。
出身大学|日本大学ゴルフ部に入部するも2年で中退
高校卒業後、星野陸也(ほしの りくや)選手は日本大学 国際関係学部へ進学。

プロ転向も考えましたが、「社会勉強や人間関係も大切にしたい」という理由で、まずは大学に進むことを決めました。
大学ではゴルフ部の寮生活を送り、勉強とゴルフの両立に励んでいました。日大ゴルフ部は「単位を取らないと試合に出られない」ルールがあり、星野選手は授業にも真面目に出席していたそうです。
大学時代の主な成績
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2015 | 関東アマチュアゴルフ選手権 | 3位タイ |
2015 | 文部科学大臣杯争奪全日本大学・高等学校ゴルフ対抗戦 | 🏆優勝🏆 |
2015 | カシオワールドオープンゴルフトーナメント | 53位 T ローアマ |
そして、大学1年生でプロの大会に出場し、「ローアマ」を獲得。
(※ローアマ=アマチュア選手の中で最も優秀な成績を収めた選手)

しかし、この大会で「プロの試合で戦うには、さらに技術を磨く必要がある」と痛感しました。
特に、高速グリーンでのパッティングに苦しんだことが大きな転機に。ショットには自信があったものの、「硬くて速いグリーン」への対応力が課題だと感じたのです。
そこで、より実践的な環境で成長するために、大学2年の6月に中退を決意し、プロ転向しました。
2016年、ついにプロゴルファーとしてのキャリアをスタートさせます。
石川遼との出会い|「リッキー」というあだ名の由来
星野陸也(ほしの りくや)選手の憧れのプロゴルファーは石川遼(いしかわ りょう)選手。
その出会いは、星野選手が小学2年生のときでした。石川選手の妹・葉子さんが同級生で、試合などで一緒になることが多かったのです。
また、星野選手の姉も石川選手と年が近く、ジュニア大会を通じて家族ぐるみの交流がありました。
そして、星野選手のあだ名「リッキー」は、石川選手が名付け親なのだとか。
今では多くの選手から「リッキー」と呼ばれていますが、名付け親の石川選手自身は、あまりこのあだ名を使わないそうです。
星野選手にとっては、憧れの存在からもらった特別なニックネームなのかもしれませんね。
星野陸也の主な成績と生涯獲得賞金
星野陸也(ほしのりくや)選手のプロ転向後の主な成績をまとめてみました。
年度 | 大会名 | 順位 |
---|---|---|
2024 | コマーシャルバンク・カタールマスターズ | 優勝 |
2022 | HEIWA・PGMチャンピイオンシップ | 優勝 |
2021 | 東京オリンピック | 38位 |
2021 | アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ | 優勝 |
2021 | 関西オープンゴルフ選手権競技 | 優勝 |
2020 | フジサンケイクラシック | 優勝 |
2019 | ダンロップ・スリクソン福島オープン | 優勝 |
2018 | フジサンケイクラシック \ツアー初優勝/ | 優勝 |
2018年は賞金ランク7位で最優秀新人賞に輝いています。
星野陸也選手のランキングをまとめてみました。
2023年から主戦場を欧州に移しているため、2024年度の国内男子賞金ランキングはブランクとなっています。
世界ランキング | 賞金ランキング (国内男子) | 獲得賞金 (国内・円) | |
---|---|---|---|
2024 | 147位 | — | — |
2023 | 89位 | 21位 | 39,227,199 |
2022 | 110位 | 2位 | 114,404,050 |
2021 | 111位 | 5位 | 107,341,089 |
2020 | 114位 | 4位 | 34,968,107 |
2019 | 108位 | 11位 | 66,313,846 |
2018 | 174位 | 7位 | 73,583,921 |
2017 | 31位 | 33,116,035 | |
2016 | 151位 | 2,145,000 |
星野陸也選手の生涯獲得賞金は「4億」を超えています。海外に主戦場を映した星野陸也選手がどこまで成長するのか注目です。
星野陸也のwiki風プロフィール
星野陸也(ほしの りくや)選手のプロフィールです。
氏名 | 星野陸也(Rikuya Hoshino) |
出身地 | 茨城県笠間市 |
生年月日 | 1996年5月12日 |
身長 | 186cm |
血液型 | O型 |
所属 | 興和 |
ゴルフ歴 | 6歳 |
プロ転向 | 2016年8月1日 |
星野陸也選手の座右の銘は「何事もポジティブ」です。
勝敗のある世界で戦い続けるプロゴルファーにとって、精神面の安定やモチベーションの維持はとても大切です。
星野選手は、ポジティブな思考を持つことで困難な場面も乗り越え、着実に成長を重ねてきました。その姿勢は、多くのファンにも勇気や元気を与えてくれています。
星野陸也の実家の家族・経歴まとめ
この記事では 星野陸也(ほしの りくや)選手 について
- 父・宏さんはゴルフが趣味。中国と日本にルーツがあり元・物理教師。
- 父親から中国将棋を習い、考える力を鍛えられ、ゴルフに活かしている。
- 姉もゴルフ経験者。中学生まで競技に出場していた。
- 日大ゴルフ部に進学するも、大学2年で中退し2016年にプロ転向。
- 憧れの石川遼プロにつけてもらったあだ名は「リッキー」。
- 2018年に最優秀新人賞に輝く。
ということについてお伝えしました。
目標は「アメリカで戦ってメジャーで勝つこと」という星野陸也選手に注目です。
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